新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

アジアのデング熱も昨年高水準衰えずか・・・(マレーシア)

2016-02-16 08:05:20 | デング熱

今年2016年に入ってからのマレーシアのデング熱感染者数が2万人に迫り(19996例)、かなりひどかった昨年同期(19334例)と比べても全然減っていないという、それなりの蚊対策も出来そうなレベルの国として暗澹たる結果となっています。

昨日はジカ熱騒動のブラジルで、やはりデング熱も激増していることを紹介しましたが、かの国では幼生(ボウフラ)対策で使われていたPyriproxyfenの小頭症誘因説も出て使用中止、さらなるデング熱増加も懸念される状況です。

日本においても、2014年デング熱の記憶も新たなところ、今年も輸入例を始点とした国内感染への意識づけは必要となりましょう。

ソースはoutbreaknews
http://outbreaknewstoday.com/malaysia-reaches-20000-dengue-cases-in-2016-consistent-with-2015/

Malaysia reaches 20,000 dengue cases in 2016, consistent with 2015

Posted by on February 15, 2016

ブラジルがpyriproxyfen使用を中止した件のソースはこちらhttp://latino.foxnews.com/latino/news/2016/02/14/brazilian-state-suspends-larvicide-used-to-combat-zika-virus/

Brazilian state suspends larvicide used to combat Zika virus

 


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