カナダのアボリジニ(先住民族)、新型インフルエンザ弱者であると指摘されています。そして、発展途上国の少数民族はさらに危険な立場にあるとも・・・
- カナダのアボリジニは遠隔地、貧困地区、そして医療資源へのアクセスの悪い場所に居住していることが多い
。
- マニトバ州では、アボリジニは人口の10%を占めるにすぎないのに、新型インフルエンザ感染者の3分の1を占める。
- 遠く離れたアボリジニのコミュニティでは病院もなく医療関係者へのアクセスもなく、ウイルスに暴露すればその影響は一般人口に比べて早く深刻なものになる。
- 概して、先住民族は免疫能が低く栄養状態が劣悪で基礎疾患を持っていることが多い。
- カナダのような先進国においてさえ先住民族はよりひどい被害を受けるならば、中国からチリにいたる途上国における先住民族は壊滅的被害を受けることが懸念される。
これはLancetの次号に載る予定稿の先行公開みたいです。
今朝の朝日に載っていたWHO進藤医務官のコメントもこれを意識したもののようです。
先住民族・少数民族の新型インフルエンザ問題、カナダでさえ深刻だから、ましてや途上国では・・・とコメントされているわけですが、わが日本国霞ヶ関村では考えられているのでしょうか。 日本は単一民族だとか口走って一夜にして撤回した元国交相の存在なんか思い出すと心配ですね。
ソースは7月2日付vancouver sun↓
http://www.vancouversun.com/business/fp/Aboriginal+populations+vulnerable+H1N1+report/1753673/story.html
Aboriginal populations vulnerable to H1N1: report
発生直後は食料品の需要が一時に集中し、思うように手に入らないおそれもあります。不要不急の外出をしなくてもいいだけの最低2週間程度の食糧・日用品は準備しておきましょう。