アフリカのコンゴ民主共和国、ここにbonobonosというチンパンジーの一種がいます。一般的なチンパンジーと異なるのは、一回り小柄で母系社会、フリーセックス(挨拶がわりに、紛争解決に性行為)といった点です。
このbonobonosが、Lola Ya Bonobo sanctuary保護区でバタバタ亡くなっています。下手人はインフルエンザウイルス。
- 6匹(頭?)犠牲に。さらに10匹罹患。
- 「熱はないんや。せやけど抗生物質が全然効かん。息できんようになって3日、死んでまうんや」と保護区レンジャー談。
- この保護区は、先進国ペット市場に向けて密猟者に捕らえられたものを警察が摘発・押収したbonobonoを保護しリハビリするもの。
- 絶滅危惧種(IUCN's Red List)指定。
コンゴ民主共和国。度重なる戦乱の地です。
管理人がパリ在勤中、大使館員の定期健診で何度も首都キンシャサへ出張しました。しかし、何度も内乱が発生し、中断を余儀なくされました。権力者の交代とともに国名もコロコロ代わりコンゴ→ザイール→コンゴ民主共和国、管理人のパスポートに押されたビザの国名もザイール→コンゴと変化しました。
こんな混沌の国ですが、はたくましい。 戦乱の中で絶滅が危惧されたゴリラは、あにはからんや、頭数を増やしていたと最近報道されていました。↓ぜひクリックしてみてください。美しい写真が見られます。
http://www.asahi.com/science/update/0319/TKY200903190332.html
bonobonosも同様に、戦火の中、奇跡的に生き延びてきたものです。
インフルなんかにやられず、強く生き延びてほしいものです。
ソースは3月29日付goodliferecipe(写真も同様)↓
http://news.mongabay.com/2009/0329-hance_bonobos.html
Flu epidemic killing bonobos in Congo sanctuary
Jeremy Hance
mongabay.com
March 29, 2009