2014年、鳥インフルエンザウイルスを用いた研究が、テロや事故でリスクをもたらす・・・という理由からモラトリアム(強制停止)になり、河岡氏らのグループも研究中止を余儀なくされたのは、当時結構な大きさで報じられていたものです。
それがようやく5年(!)の歳月を経て再開の運びになっています。認められたのは「ウィスコンシンとオランダのグループ」としか書いてありませんが、まあ、河岡氏とosterholmの」グループなのは想像つきますね。
この、研究をとめられていた5年間、H7N9の推移で世界中がハラハラドキドキという事はありましたが、とりあえず破滅的なオオゴトまでは起こっていないのは何よりで、これから大車輪ですすめていただきたいところです。
ひとつ残念なのは、これを報じるニューヨークタイムズ、あらかじめ知らせてもらえなかったことが不満タラタラらしく、”足引っ張りモード”のイヤな書き方です。H1N1の登場から10年を経てそろそろ次の新型が・・となるかどうかは神のみぞ知るですが、(記者の不満はある程度わからんでもないですが)もうちょっとポジティブな書き方でプッシュできないのかなあと。
Studies of Deadly Flu Virus, Once Banned, Are Set to Resume
The government will allow research on bird flu that had been halted over safety concerns. But officials have not publicly announced the decision nor explained how it was made.