次に動物の世界から人間界に入ってきてひと騒動起こしそうなのはなにか・・・Usutuだという説。
- SARSやジカウイルスの、次の主役になりうるのは何か。先週ウイーンでKevin Olival, the associate vice president for research at the nonprofit EcoHealth Allianceの発表。
- ジカ・デング・黄熱のフラビウイルスがひとつ。
- そしてthe Usutu, Ilheus and Louping ill viruses。
- これらは現時点で人間に感染することはまれだが、複数種の動物に感染しており、このことは種の壁を越えやすい“promiscuous.”なことを意味している。Usutuは最近欧州で鳥を殺しているし、Louping illでは家畜のヤギがやられている。しかし、かつての(小頭症問題を起こす前の)ジカウイルスと同じく、これらはほとんど研究が行われていない。
- これまで、まだ問題を起こしていない病原体に対して資金が得られないということがあった。しかし、ジカウイルスの出現はその常識を変化させるターニングポイントになるかもしれない。
たしかに、これまで人類に大きな災厄をまだもたらしていない病原体には大きな研究費がついていませんでした。しかし、「種の壁の越えやすさ」に注目して、人間界に襲ってきそうなものを動物の中から予測する・・ということが出来れば、ジカウイルス感染症の教訓も後押しして、人類は進歩するものだと実感できることになるかもしれません。Usutu、Louiping、メモリーしておきましょう。
https://www.statnews.com/2016/11/07/next-global-disease-threat/
What’s the next global disease threat? Some predictions