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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

振り込め詐欺に使われるか・・(新型インフルエンザ)

2009-02-16 10:35:01 | 雑感/他分野ニュースから連想

10日ほど以前のニュースですが、

「インフルエンザで声が変わった」と、インフルエンザを悪用した振り込め詐欺が報道されています。特に新潟市で目立つとか。↓
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090205/crm0902052157023-n1.htm

ただ「声が違う」ことを正当化するため使われているだけのようですが、新型インフルエンザが発生した暁には、もっと色々出てきそうです。

ちょっと想定してみました。
「こちらは○○病院。お宅の息子さんが新型インフルで入院されました。タミフル投与していますがかんばしくありません。ドラネコマイシンをただちに始めねばなりませんが、保険適応されません。すぐに300万円振り込んでください。口座番号は・・・」(←混合診療は認められていません。タミフルが保険でドラネコマイシンが保険でも治験でもない300万なんてあり得ない)

「こちらインターナショナルUSOです。 ホニャラカ共和国にご出張中のご主人が新型インフルエンザで現地病院に担ぎ込まれました。これからエアアンビュランス(重病人移送用の特別機)で日本へ緊急移送の手配をおこないます。ついては保証金2000万円をすぐ振り込んでください」(← エアアンビュランスの移送費2000万円は現実的数字なので辛いところ。 緊急移送案件が発生すれば多くの場合、邦人保護案件になっているはずなので、外務省領事局に電話して確認。 また、海外旅行傷害保険に入っていれば、アシスタンス会社が動くので、加入の保険会社に電話する)。

「お母さん・・・苦しい・・・息が出来ない・・・目から血が出てきた・・・ウウ・・お金を・・・○×銀行に・・」(← さすがにこんな初歩的なのは無いか)

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