貸し農園を始めたころからお隣の人を師匠としていろいろ教えを乞いました。素人の私に一から何でも教えてくれました。この師匠は貸し農園で作業をする時間帯や曜日が私と違うために中々会う事が出来ない。
しかし、斜めのお隣さんは私と同じ時間同じ曜日に畑に来るので、良く話をする。このお隣さんは栽培法などを聞いても丁寧に教えてくれることは無く、大雑把でぶっきら棒な言い方で答えてくれる。ただし要点や急所を手短に言うだけである。だが、それが実に的を得ているので大いに参考なる。そこで、勝手ながら彼を第2の師匠として、これからもいろいろ教えてもらうことにした。
この第2の師匠は、化学肥料を使用しない完全な有機栽培である。堆肥は近くの市営の緑地から落ち葉から作った腐葉土や堆肥を買って来て投入している。また畑にはコンポストや堆肥場があって、自家製の肥料を作っている。コンポストから出る廃液を100倍に希釈して液肥として撒いている。ボカシ肥も良く作る。米糠の外に油粕・骨粉・発酵促進剤を入れて作る。他に少量だが入れるものが有るがそれは教えてくれない。
それから、一切の農薬も撒かない無農薬栽培である。木酢液・酢・焼酎などで作った液は希釈して撒いているが、効果は限定的と言っている。野菜の害虫退治は週に3~4回畑に来て、駆除しているそうである。夜はヘッドライトを着けて、ピンセットで一尾ずつ駆除していると言う。
昨日の畑で第2の師匠に逢った。野菜の味を良くするにはどうしたら良いか聞いてみた。丁度私が米糠堆肥を作っている時だったので、「そのボカシを上手に使えば良い」とだけ言ってくれた。あとは自分で考えろ、と言う事らしい。