家が農家だったので子供の頃から苺の栽培と収穫の手伝いをさせられた。ハウス栽培だったので、空っ風が吹く寒い日でも寒さは感じなかった。また、作業は単純な作業で面白く無かったが、収穫した苺を市場に出荷するために箱に詰める作業は楽しかった。
それは熟れ過ぎた苺の実は消費者のところまでもたないので、箱詰めから除外する。除外する熟れた苺は作業しながら食べてしまうのである。完熟だから非常に美味しい苺である。それを沢山食べられるので楽しかった。兄夫婦が何年も掛かって品種を選び肥料や栽培法を工夫して美味しくなった苺である。その黒くなるほど熟れて美味しい苺の味は今でも忘れられない。
あの美味しい苺を食べたいと思い、イチゴの栽培に挑戦しているが、何年栽培してみても、あの美味しい苺の味にはほど遠い。若い時もう少し手伝って、兄から美味しい苺の作り方を教えてもらえば良かった。
兄の口癖は、美味しい苺造りは、水と光と土だった。当時は全く意味が解らなかったが今は少し解る様な気がする。
水とは潅水のことで、ほぼ毎日のように苺に水をやっていた。光は陽光のことで、日照時間とハウスに使うビニールの透過率も考えていた。南側に透過率が良い新しいビニールを北側には古い曇ったようなビニールを掛けていた。土とは土壌のことで堆肥や肥料である。当時は牛糞をダンプかーで運んで来て土に投入していた。完熟では無いので、結構臭かった。
それは熟れ過ぎた苺の実は消費者のところまでもたないので、箱詰めから除外する。除外する熟れた苺は作業しながら食べてしまうのである。完熟だから非常に美味しい苺である。それを沢山食べられるので楽しかった。兄夫婦が何年も掛かって品種を選び肥料や栽培法を工夫して美味しくなった苺である。その黒くなるほど熟れて美味しい苺の味は今でも忘れられない。
あの美味しい苺を食べたいと思い、イチゴの栽培に挑戦しているが、何年栽培してみても、あの美味しい苺の味にはほど遠い。若い時もう少し手伝って、兄から美味しい苺の作り方を教えてもらえば良かった。
兄の口癖は、美味しい苺造りは、水と光と土だった。当時は全く意味が解らなかったが今は少し解る様な気がする。
水とは潅水のことで、ほぼ毎日のように苺に水をやっていた。光は陽光のことで、日照時間とハウスに使うビニールの透過率も考えていた。南側に透過率が良い新しいビニールを北側には古い曇ったようなビニールを掛けていた。土とは土壌のことで堆肥や肥料である。当時は牛糞をダンプかーで運んで来て土に投入していた。完熟では無いので、結構臭かった。