337.『目的への抵抗』國分功一郎について
『目的への抵抗』は哲学者の國分功一郎さんが、2020年と2022年に行った講義の記録です。本のタイトルは「目的への抵抗」ですが、大きなテーマは「目的」と「自由」との関係です。この「...
336.ガウディ展 /ホックニー展/21+∞展
暑さと台風に翻弄された夏休みも、もうすぐ終わります。 私はほぼ毎日、雑務と部活動で職場に出勤していますが、課業期間中と違って比較的、時間を自由に使えるところが、やはり夏休みの良い...
335.『ポストアート論』室井尚/「『芸術の終焉』の終焉」論について
このblogでは、何回か「芸術の終焉」論について批判的に取り上げてきました。前回のblogにおいても同様のことを少し書きました。私が批判の対象としたのは、安易に「芸術の終焉」論に便...
334.『街とその不確かな壁』村上春樹と物語の復権について
久しぶりに、村上春樹さんの新作を読みました。 最近はゆっくりと小説を読む機会がなくて、『騎士団長殺し』も読んでいません。いつか老後の楽しみに、と思っているのだけれど、もう老後です...
333.『マティス展』について② マティスから学ぶこと
はじめに、博物館に関する気になるニュースです。 朝日新聞の次の社説をお読みください。 「...
332.『サロメ』平野啓一郎訳と、モロー『出現』について
友人から、作家の平野啓一郎さんの『サロメ』論が面白い、というメールをもらいました。調べてみると、平野さんはオスカー・ワイルド(Oscar Fingal O'Flahertie Wi...
331.『マティス展』について
東京都美術館で『マティス展』が開催されています。 https://matisse2023.exhibit.jp/ アンリ・...
330.『HAKOBUNE 放射されるアート』はどこへ向かうのか? ②
2023年6月3日(土)ー7月9日(日)の期間に開催されていた、三浦市の諸磯青少年センターの『HAKOBUNE』という展覧会の情報です。専用のホームページが開設されました。次のリン...
329.『HAKOBUNE 放射されるアート』はどこへ向かうのか?①
2023年6月3日(土)ー7月9日(日)の期間に開催されていた、三浦市の諸磯青少年センターの『HAKOBUNE』という展覧会の情報です。専用のホームページが開設されました。次のリン...
328.DIC川村記念美術館「ロスコ・ルーム」について
マーク・ロスコ(Mark Rothko, 1903 - 1970)さんをご存知ですか? ロシア系ユダヤ人の出自を持つアメリカの画家で、現代絵画の大きなムーヴメントである抽象表現主...