老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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MOX燃料搬入に抗議の声(ニュース 61号 / 2021.11.21)

2021-11-21 20:13:11 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
■■ MOX燃料搬入抗議行動をやりぬいた ■■
 ■ 危険なプルサーマル運転をするな ■


2カ月前に MOX燃料を積んでフランスのシェルブールを出航した船が、
11月17日、高浜原発に入港するというので、私たちは、前夜から
現地に泊まり込んで、早朝からの抗議行動に取り組んだ。

車で早朝に駆け付ける方や福井のみなさん、併せて30人ほどが、
取り組みました。その写真による報告です。空には抗議の凧も舞った。


AM6:58 夜が明けてきました



入ってきた運搬船に抗議の声



運搬船と高浜原発にさらに抗議の声



大空に抗議の凧


抗議行動の後、高浜原発近くの音海展望所に移動し、
そこから高浜原発北門までデモ。



北門前で、抗議の集会をおこない、参加者からこもごもと、
怒りや想いが語られました。

北門前で抗議のシュプレヒコール


■■ 原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会 ■■  
 ■ 樋口英明さんを招き恒常学習会、総会を開く ■


11月18日、神戸で「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」が、
第17回恒常学習会と総会を開いた。集会には、福井地裁で大飯原発の
差止め判決をおこなった樋口英明元裁判長を招き、
「本当は誰にでもわかる原発裁判 ~私が原発を止めた理由~」と題する
講演がありました。

樋口さんは、「地震大国日本において原発に高度の安全性を要求するということは、
高度の耐震性を要求することにほかならない。しかし、わが国の原発の耐震性は低く、
それを正当化できる科学的根拠もない。」として「原発の運転は許されない」ことを、
非常にわかりやすく説明をした。



集会には「老朽原発うごかすな!実行委員会」から木原壯林さんが参加し、
連帯あいさつをしました。岸田政権の原発・核への傾斜を警告し、
「12・5老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」への結集を
参加者に訴えました。

同会の事務局長、岡崎史典さんも、集会後に開かれた総会の中での基調の中で、
「12・5大集会に参加しよう」と呼びかけました。


■■ JR高槻駅前で スタンディング&ビラまき ■■

11月18日、大阪のJR高槻駅南口・歩道橋の上で、
反原発自治体議員・市民連盟関西ブロックのみなさんが、
定例ミーティングの前に、老朽原発うごかすな!キャンペーンの一環として、
スタンディング&ビラまきをおこないました。

ビラの受け取りはよく、会話もはずんだようです。
12・5大集会の成功のために、ヒトリデモや、こうしたスタンディングなどの
取り組みをみなさんの周りでおこないましょう。



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「11日行動」で関電に申し入れ(ニュース 60号 / 2021.11.19)

2021-11-21 17:46:31 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
12.5 老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか (案内ページ)は → コチラ


■■ 関西電力京都支社に 抗議と申し入れ ■■
 ■ 3団体、4個人 (11月11日)■


使い捨て時代を考える会では、2011年の福島第1原発事故以来、
毎月11日、地震が起こった14時46分から1時間ですが、
関電京都支社前で、「11日行動」を継続しています。

この11月11日はちょうど「老朽原発うごかすな!キャンペーン」期間に
当たりますので、協賛ということで、拡大版の11日行動をおこないました。

普段は、1時間のアピールで終わるのですが、この日は、
老朽原発再稼働について関電あてに申し入れ書、抗議書などを出そうと、
キンカン(毎週金曜の関電京都支社前スタンディングアピール)などで
呼びかけました。

関電京都支店前で

その結果、20人ほどが集まり、そのうち3団体、4個人が
14時46分からリレー読み上げをおこない、終了後に、関電に提出しました。
関電といっても京都は関電送配電の広報担当が窓口で、この日は
受付に提出する形になってしまいましたが、後日(11/16)の
定例関電面談のときに確認したところ、「受けとりました、本社に伝えます」
との返答がありました。

文書提出したのは、老朽原発うごかすな!実行委員会、使い捨て時代を考える会、
京都脱原発原告団の3団体でした。個人の方からは、以前したように、
関電の人の前で読み上げて提出したかったという感想がありました。
次の機会の課題だと思います。

老朽原発うごかすな!実行委員会からは、10/25に美浜町の
関電原子力事業本部に提出した申し入れ書とほぼ同じ内容で、老朽原発について、
①使用済み核燃料の処理・処分方法がありません、
②原発は重大事故を起こしかねません、
③関電の原発に関して、各種のトラブルが頻繁に発生、発覚しています、
④若狭の原発の耐震性は疑問です、
⑤原発電力のコストは上限を試算できないほど高額です、
⑥企業倫理に欠ける関電が事故なく原発を運転できるとは考えられません、
という点を指摘しました。
(京都脱原発原告団   吉田めいせい)

  
■■ 井戸謙一弁護士の講演会 ■■
■ さいなら原発・びわこネットワーク (11月13日)■


11月13日「さいなら原発・びわこネットワーク」の主催で、
“老朽原発このまま廃炉!キャンペーン滋賀集会“が開かれ、
内海共同代表(滋賀県教組委員長)のあいさつの後、
井戸謙一弁護士の講演がもたれた。

井戸さんは今年6月21日申立の美浜3号機の運転差し止めを求める
原発仮処分の内容について、「C断層」の活断層の巣の中にある美浜原発、
関電は「地震は1回しか来ない」と繰返し地震の不考慮。
さらに、1回の地震で構造物の塑性変形で強度が低下、再発の危惧に対し
「地震の再来・誘発もあり得ない」と驚くべき粗雑な反論。

新規制基準(地震動審査ガイド)も、地震規模設定は経験式の
適用範囲の十分の検討とバラツキの考慮を指摘、
いずれも「過剰上乗せになり、ガイドは「審査基準ではなく」
「規制委員会がその内容に拘束されるべきではない」
「留意点を述べたものに過ぎない」と驚きの反論。

3・18水戸地裁判決は、「防災レベルはIAEA(国際原子力機関)の
深層防護体系を確保の必要があり、いずれかが欠落すればその原発は
安全とは言えず、具体的危険がある。」と断罪され原発の運転停止を命じた。

避難計画性の困難・不合理・脆弱さ、特に老朽原発に至っては
材料・施工・設計の旧さ、元来開放点検が出来ない宿命原発。
被曝の危険。いずれをとっても安全性・必然性・合理性はなく、
ただただ重大事故時の放射能の危険しかなく、こんなものはなくすよう
みんなでがんばりましょうと締めくくられた。

新設原発が困難な中、美浜3号を突破口に、高浜1号・高浜2号と
老朽原発の再稼働を阻止すれば、老朽原発は順次なくなり、
20数年で日本の原発はなくなる。

集会後、井戸弁護士も、再審無罪勝利の西山美香さんも参加され、
滋賀県庁前から関電滋賀支社前経由びわ湖畔までデモ行進。
これは第99回目の脱原発市民ウォークin滋賀として実施された。

講演の後、さあデモに出発(準備中)

デモは12月4日には第100回となるが、湖東=近江八幡での
10・30第1回デモももたれ、約11年続けてきて広がりを得ている。
たそがれゆくびわ湖畔まで、第99回目脱原発市民ウォークは多くの参加で
活況であった。
(さいなら原発・びわこネットワーク 沢井清)


■■ 老朽原発40年廃炉訴訟 名古屋地裁 ■■
 ■ 11月15日 口頭弁論 ■


11月15日、老朽原発40年廃炉訴訟の口頭弁論が名古屋地裁でおこなわれました。

高浜原発1、2号機と美浜原発3号機の延長認可等取り消しを求めて
提訴から5年、原告は裁判所が判断しやすいように、そして早く判決が出るよう
争点を、地震、火山、老朽化、その他「使用済み燃料など」の4つに絞りましたが、
裁判所はこれについてまとめの書面の提出を求めたり、被告・国に早く反論を
出すよう促したりと、4月に交替した裁判長が判決を書く意欲を見せています。

老朽原発の大きな問題である原子炉容器の中性子照射脆化に関しては、
規制委が原子炉容器の監視試験片の原データを確認もせず、関電の評価結果を
うのみにして審査していたことが、この裁判で明らかになりました。

原告は、被告・国と参加人・関電に対し、監視試験片の原データの提出を
求めてきましたが一向に提出されないため、昨年7月、裁判所に対し
原データの文書提出命令の申し立てをおこないました。

今年4月に着任した日置朋弘裁判長は、前回8月4日の期日で関電に対し、
監視試験片の原データを示して破壊靭性遷移曲線(グラフの左から右に上昇する曲線。
原子炉容器の鋼材の靭性=粘り強さを評価した曲線)の計算の仕方について
説明するよう求めましたが、提出された関電の書面に原データは示されず。

その後、裁判所が関電に原データを出すよう働きかけたそうで、関電は
今回の法廷で、シャルピー試験(試験片の靭性を評価する試験)のデータを
出すと表明しました。

さらに、加圧熱衝撃(PTS)の評価における熱伝達率についても、
今回、裁判所が関電に開示するよう求めました。緊急時に原子炉容器が
冷却水で一気に冷やされ収縮した時に、外面との温度差で強い引っ張り応力が
かかる状態を加圧熱衝撃(PTS)と言い、原子炉容器に亀裂があることを前提に
亀裂を進展させる力の大きさを評価して、破壊靭性遷移曲線を上回らないか
(デッドクロスしないか)を確認するのですが、熱伝達率をどのような数値に
設定するかにより、PTS状態遷移曲線の評価は大きく変わります。

規制委はこれを認識しながらも、関電に確認せず、結果だけを見て審査をした
ことが被告・国の書面で明らかになったのです。これが、いわゆる
「世界で最も厳しい水準」の原子力規制の実態です。


次回口頭弁論は、2月4日(金)です。応援よろしくお願いいたします。
(老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 柴山恭子)


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