「超危険!美浜3号もう廃炉」を訴え 関電包囲全国集会(12月4日)、報告は →コチラ
12月20日
三権分立、民主主義の危機
大阪地裁「美浜3号機、運転禁止仮処分」 申立てを却下
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大阪地裁前 2022.12.20
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不当決定に抗議 大阪地裁前 2022.12.20
福井、滋賀、京都在住の9人が大阪地裁に申し立てていた「老朽美浜 3号運転禁止仮処分」は、
7月末に最後の審尋 月末に最後の審尋を終え、早期の決定申し渡が求められていました。
しかし、 大阪地裁は 4カ月以上 カ月以上も経た12月 2日になってやっと「12月12日~20日の間に決定を出す」と
不可解な予告をし、また決定の交付日時を12月20日午後2時確定して発表たのは 交付 の前という、
異例の暴挙をおこないました。司法の公共性・公正性を放棄し、申立に注目する人々を翻弄すもので、怒り禁じ得ません。
▼原発推進に暴走する岸田政権に追従し、司法の独立性をかなぐり捨てた大阪地裁
12月20日の決定で、大阪地裁は標記仮処分の申し立てを却下しました。
以下に、大阪地裁決定の概要を述べますが、決定は「却下を決めておいて、理由を後付けした」ものであり、
「原子力規制委員会(規制委)の審査を追認するだけでなく、関電の言い分をそのまま認め、
ことごとく関電を救済している」ものです。
裁判官自らは、何らの判断を示さず、司法の役割と責任を放棄した決定です。
裁判官にとっては、福島原発事故の悲劇は忘却の彼方であり、現政権に忖度することのみが関心事であると推量されます。
詳細は「脱原発弁護団全国連絡会」のホームページ
(http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/22-12-20/)
に掲載の、決定要旨、決定書、弁護団声明をご覧ください。
▼申立人、関電の主な主張と決定内容
① 原発老朽化について
(申立人)
老朽化に伴って設備や機器が想定外に劣化し、重大事故を起こす可能性が高い。
(関電)
点検・管理で劣化状況を調べ、部品を取り換え、60年運転になっても安全性は十分に
確保している。
(決定)
関電は新規制基準が求める対策を実施している。原子力規制委員会の審査も問題ない。
② 地震対策について
(申立人)
原発の耐震設計で想定する基準地震動には、原発周辺の活断層の影響が
正確に反映されていない。原発から約1 kmに活断層があり、真下には破砕帯が通り、
地盤にずれが生じる可能性がある。
(関電)
震源想定の断層の長さや面積は、大きく見積もって基準地震動を策定している。
活断層は影響を考慮する距離ではなく、破砕帯は12万年~13万年前以降
活動しておらず、将来動く可能性はない。
(決定)
活断層は考慮する距離ではないとした規制委の判断や、関電の破砕帯についての
評価に不合理な点はない。
③ 避難計画について
(申立人)
避難場所や経路に他の原発周辺エリアが含まれ、巨大地震での多発的原発事故を
想定したルートが策定されておらず、避難計画の設定に実効性がない。
(関電)
国の原子力防災会議で「具体的かつ合理的」と了承され、国や自治体との
防災訓練で実効性は向上している。
(決定)
具体的な危険性について十分な証明がない。避難計画の不備も認められない
▼不当決定 を許さない! 怒りの声 噴出
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、 決定交付の日時が12月 20日午後2時と判明した直後( 19日午後)か ら、
あらゆる手段を駆使して、かねてより準備しきた行動への参加を呼びかけ、実行しました。
20日、11時、 関電本店前に有志十数名が集合し、大阪地裁までのヒトリデモ、地裁までのヒトリデモ
(各人が数10m離れて歩くデモ:集団示威行為ではない)を敢行しました。
旗、幟、プラカードを掲げ街宣文をスピーカースピで流しながら 「老朽原発うごかすな!」を道行く人に訴えましたが、
スマホを向けたり、手振って声援くださる人に励まされました。
12時からの大阪地裁前段集会には、福井、関西、名古屋、東京などから決定を見守ろうと約120人が結集し、
申立人や弁護団から語られる、 仮処分申し立ての経緯や、決定に寄せる思いなどに耳を傾けました。
多くのマスコミがカメラを構える中、出された旗には「不当決定ゆるさず、即時抗告へ!」 「決着は大阪高裁だ!」の文言が・・・・・
一同落胆ため息漏れる中、カメラシャッターを切る音が響き渡りました。
弁護団から簡単な報告を受けた後、「大阪地裁は美浜3号事故の責任が取れるのか!」
「司法の原発政策への忖度を許さないぞ!」など怒りのシュプレヒコールで大阪地裁決定を糾弾しまた。
その後、記者会見と報告へ向かう人以外(約30人)は抗議行動のため関電本店に向かいました。
関電前では、冷たいビル風が吹く中、不当決定への怒りのシュプレヒコールをたたき つけ、
原発に固執し、トラブル頻発、原発マネー不正還流など関電の腐敗した体質を糾弾するアピールが続きました。
最後に「決定に一喜憂一喜憂することなく、更なる『老朽原発うごかす!』の大行動を」と誓い合 いました。
12.20行動にご参加、ご支援いただきました皆様、ありがとうございました。
仮処分申し立て人、弁護団は大阪高裁へ即時抗告を決定しました。
市民運動と裁判闘争が結合した大きなうねりを創造し、原発のない人命と尊厳が大切にされる社会向かって前進しましょう!
老朽原発うごかすな!実行委員会
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入廷行進 大阪地裁前 2022.12.20
当日の記録映像は → コチラ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ
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12月20日
三権分立、民主主義の危機
大阪地裁「美浜3号機、運転禁止仮処分」 申立てを却下
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大阪地裁前 2022.12.20
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不当決定に抗議 大阪地裁前 2022.12.20
福井、滋賀、京都在住の9人が大阪地裁に申し立てていた「老朽美浜 3号運転禁止仮処分」は、
7月末に最後の審尋 月末に最後の審尋を終え、早期の決定申し渡が求められていました。
しかし、 大阪地裁は 4カ月以上 カ月以上も経た12月 2日になってやっと「12月12日~20日の間に決定を出す」と
不可解な予告をし、また決定の交付日時を12月20日午後2時確定して発表たのは 交付 の前という、
異例の暴挙をおこないました。司法の公共性・公正性を放棄し、申立に注目する人々を翻弄すもので、怒り禁じ得ません。
▼原発推進に暴走する岸田政権に追従し、司法の独立性をかなぐり捨てた大阪地裁
12月20日の決定で、大阪地裁は標記仮処分の申し立てを却下しました。
以下に、大阪地裁決定の概要を述べますが、決定は「却下を決めておいて、理由を後付けした」ものであり、
「原子力規制委員会(規制委)の審査を追認するだけでなく、関電の言い分をそのまま認め、
ことごとく関電を救済している」ものです。
裁判官自らは、何らの判断を示さず、司法の役割と責任を放棄した決定です。
裁判官にとっては、福島原発事故の悲劇は忘却の彼方であり、現政権に忖度することのみが関心事であると推量されます。
詳細は「脱原発弁護団全国連絡会」のホームページ
(http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/22-12-20/)
に掲載の、決定要旨、決定書、弁護団声明をご覧ください。
▼申立人、関電の主な主張と決定内容
① 原発老朽化について
(申立人)
老朽化に伴って設備や機器が想定外に劣化し、重大事故を起こす可能性が高い。
(関電)
点検・管理で劣化状況を調べ、部品を取り換え、60年運転になっても安全性は十分に
確保している。
(決定)
関電は新規制基準が求める対策を実施している。原子力規制委員会の審査も問題ない。
② 地震対策について
(申立人)
原発の耐震設計で想定する基準地震動には、原発周辺の活断層の影響が
正確に反映されていない。原発から約1 kmに活断層があり、真下には破砕帯が通り、
地盤にずれが生じる可能性がある。
(関電)
震源想定の断層の長さや面積は、大きく見積もって基準地震動を策定している。
活断層は影響を考慮する距離ではなく、破砕帯は12万年~13万年前以降
活動しておらず、将来動く可能性はない。
(決定)
活断層は考慮する距離ではないとした規制委の判断や、関電の破砕帯についての
評価に不合理な点はない。
③ 避難計画について
(申立人)
避難場所や経路に他の原発周辺エリアが含まれ、巨大地震での多発的原発事故を
想定したルートが策定されておらず、避難計画の設定に実効性がない。
(関電)
国の原子力防災会議で「具体的かつ合理的」と了承され、国や自治体との
防災訓練で実効性は向上している。
(決定)
具体的な危険性について十分な証明がない。避難計画の不備も認められない
▼不当決定 を許さない! 怒りの声 噴出
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、 決定交付の日時が12月 20日午後2時と判明した直後( 19日午後)か ら、
あらゆる手段を駆使して、かねてより準備しきた行動への参加を呼びかけ、実行しました。
20日、11時、 関電本店前に有志十数名が集合し、大阪地裁までのヒトリデモ、地裁までのヒトリデモ
(各人が数10m離れて歩くデモ:集団示威行為ではない)を敢行しました。
旗、幟、プラカードを掲げ街宣文をスピーカースピで流しながら 「老朽原発うごかすな!」を道行く人に訴えましたが、
スマホを向けたり、手振って声援くださる人に励まされました。
12時からの大阪地裁前段集会には、福井、関西、名古屋、東京などから決定を見守ろうと約120人が結集し、
申立人や弁護団から語られる、 仮処分申し立ての経緯や、決定に寄せる思いなどに耳を傾けました。
多くのマスコミがカメラを構える中、出された旗には「不当決定ゆるさず、即時抗告へ!」 「決着は大阪高裁だ!」の文言が・・・・・
一同落胆ため息漏れる中、カメラシャッターを切る音が響き渡りました。
弁護団から簡単な報告を受けた後、「大阪地裁は美浜3号事故の責任が取れるのか!」
「司法の原発政策への忖度を許さないぞ!」など怒りのシュプレヒコールで大阪地裁決定を糾弾しまた。
その後、記者会見と報告へ向かう人以外(約30人)は抗議行動のため関電本店に向かいました。
関電前では、冷たいビル風が吹く中、不当決定への怒りのシュプレヒコールをたたき つけ、
原発に固執し、トラブル頻発、原発マネー不正還流など関電の腐敗した体質を糾弾するアピールが続きました。
最後に「決定に一喜憂一喜憂することなく、更なる『老朽原発うごかす!』の大行動を」と誓い合 いました。
12.20行動にご参加、ご支援いただきました皆様、ありがとうございました。
仮処分申し立て人、弁護団は大阪高裁へ即時抗告を決定しました。
市民運動と裁判闘争が結合した大きなうねりを創造し、原発のない人命と尊厳が大切にされる社会向かって前進しましょう!
老朽原発うごかすな!実行委員会
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入廷行進 大阪地裁前 2022.12.20
当日の記録映像は → コチラ
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カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ
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