金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

症例報告(寝違え)

2016-02-10 06:07:50 | 頸椎
正気ですか!?



患者さんの言う事をすべて真に受けるなんて。。。



そう、患者さんは寝違えましたと言って来院します。



しかし、実際はそうではない事もあるのです。








どうも(^_^)



昨日の仕事中の事です。若い女性患者さんに、、、



「先生って結婚してるんですか?(^^)」




と聞かれたので、、、



「はい、子供も二人いますよ(^^♪」



と、答えると、、、



「えっ!?( ゜Д゜)」



。。。その「えっ!?」はどういう意味???



1、その顔で結婚できたの?(;´Д`)

2、残念、私が先生と遊びに行きたかったのに(*´ω`*)

3、若~い。独身に見える!(*‘∀‘)


うん。間違いなく2だな!(-ω-)



もしくは3でしょう!!!



1の可能性は微塵も考えない。



超プラス思考の男です(*´▽`*)









さて、今回も症例報告シリーズと言う事でやって行きたいと思います。



今回は、寝違えの患者さんです。





寝違え、と言っても患者さんがそうおっしゃるだけなんですが。。。






20代男性



診断名     頚椎症



受傷機転    朝起きたら頚が傾いたまま、真っすぐに出来ないと、、、



主訴      頸椎のROM制限(左側屈制限)、疼痛







こんな感じの若い、今どきの子でしたが、、、



仕事は、主に座り仕事が多いとの事。。。



いつも、腰痛に悩んでいるとの事ですが、、、今回は首まで痛くなってきたのかと、、、






我慢できずに来院したそうな。。。



若いのに。。。(;´Д`)



さて、私はいつも患者の痛いと訴える所はほぼ話し半分で診ます。



なぜなら、痛いと言う場所には、ほぼほぼ原因は無いからです(-_-メ)



その患者さんに関しても、寝違えという訴えは頭の片隅にはありましたが、、、



それよりも、元々あった腰痛の方が気になっていました。



姿勢観察から、、、腸腰筋や、起立筋の短縮が見受けられました。






取りあえず、背臥位に、、、



その状態で他動的に左側屈させてみましたが、、、やはり制限、疼痛は著明です。



そこで、腰部からの影響を確かめる為に、



「右足を立膝してみて。」



と指示して、再び左側屈させてみると、、、



「あれ?さっきより痛くない。。。」



と、なりました。と、言う事は、、、



これは、筋膜の影響で腰筋の短縮が影響して、頸部にROM制限が出ていると考えました。



お得意のアナトミートレインから引用すると、、、



DFL(ディープフロントライン)ですね(;^ω^)





その中でも、どうやら大腰筋のSPASMが大きいようです。







頚には触らず、大腰筋だけリリースしてみました。



すると、坐位での疼痛は無くなり、ROM制限も7割がた解除できたではありませんか。



患者さんもビックリ( ゜Д゜)



「ヤバいっすね(;´Д`)」と、、、今どきの子の反応。。。



こんな症例もありました。



やはり大腰筋と斜角筋の関係性は深いですね。



元々の腰痛もここら辺が原因なのでしょう。







今回は以上です。



いつも読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)




また次回。







おわり