頭部前方変位。。。
この患者さんは本当にたくさん見かけます。
この患者さんのアライメントを知る事で、、、
あなたは治療のレベルがまた上がるのではないでしょうか???
どうも(^_^)
この間、子供が小学生に上がるので制服を買いに行きました。
なかなかどうして、、、着せてみると小学生に見えるもんですね( ゜Д゜)
そんな成長している子供を前にして、、、
なぜか涙が込み上げてきました。。。(T_T)
年とって涙腺が弱くなってきたようです。
子供と一緒に自分もいい親になれるように成長して行かなければならないと、誓った男です( `ー´)ノ
今回は、頭部前方変位について勉強して行きたいと思います。
多いですよね(;´Д`)
FHP(フォアードヘッドポスチャー)とも言われますが、、、
頭が本来の重心線から前に出た状態の事を言います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b8/f81b1f6a13bb25e93a42a63bfa7e8cfb.jpg)
こんな状態の事です。
よく患者さんに見かけませんか???
この状態では、体重の8%~10%の重さがあると言われている頭を支える為に頚、背中、腰、はたまた下肢にまで影響を及ぼします。
また、この状態で、目線を水平に保とうとすると顎が上がってしまいます。
この顎が上がっている状態では、腹筋に力が入りやすく、肺が圧迫されて空気が入る容量が少なくなり浅い呼吸となってしまいます。
同時に頚が緊張してしまうので、脳に血流を送る主要な血管を圧迫してしまうので、脳への酸素供給量が減り集中力、判断力の低下に繋がったりもします。
めまい、ふらつき、頭痛などの症状をも引き起こします。
かなりの悪影響を及ぼすんです。
最近の若い子達に非常に多くなっている傾向があります。
その原因が、何といってもスマホでしょう。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/d9/3d25c02411f5873cd59ee36717d0fc51.jpg)
タブレット症候群と言われる事もあるようですが、、、
もう今の人達はスマホが手放せません。
一日に何時間も平気でゲームしたりしています。
こんな状態では胸椎の後弯が増強し、
その為肩甲骨が外転して行きます。そうなると肩は前方へ変位して行きます。
胸椎が後方へ行くと相対的に頭部は前方へ行きます。
バランスをとる為でもありますが、、、
こうなると、、、前述した通り身体への悪影響しかありません。
では、このアライメントでの筋の緊張はどうなっているのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/7f/fde0f34f8109a9d4828d470ae0b6f798.jpg)
この状態では、下部頸椎が屈曲、上部頸椎が伸展となっています。
後頭下筋群、胸鎖乳突筋、僧帽筋上部はもちろん短縮傾向となります。
斜角筋、小胸筋も短縮傾向です。
ここでのポイントが、、、FHPのアライメントを呈した状態では、本来は頸椎の屈曲に作用する筋である斜角筋が、起始と停止の位置が変化する事によって、上部頸椎の伸展に作用する事になると言う所です。
この様な異常が、頸椎の椎間板障害の原因や、椎間関節のROM異常となって現れてくるのでしょう。
治療としては、この短縮傾向の筋群をリリースする事により、疼痛は改善が出来ると思いますが、、、
姿勢を変化させるのはなかなか難しいです。
頸部だけの問題ではなく、全身を診て行く必要があります。
今回は以上です。
読んで頂いている勉強熱心な先生。
有難うございます(*´ω`*)
また次回。
おわり