金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

症例報告(頸椎椎間板ヘルニア)

2016-02-14 06:27:40 | 頸椎
患者「先生、頚が回らないんです。。。」



医者「これは、頸椎の椎間板が、、、して神経が、、、なっているから、、、靭帯が肥厚して、、、」



と説明されている光景を毎日見ています。。。



患者さんは、レントゲン、MRIを見せられれば納得するかもしれません。



しかし、あなたは本当にこれだけでいいと思いますか???











どうも(^_^)



今日はバレンタインですね。



一年に一度男がワクワク、そわそわしてしまう日です(;´Д`)



昨日までに、今年も患者さんからたくさんのチョコを頂きました。



うれしい限りです(^^♪



しかし、年配の方からばかりで、若い子からは、、、(T_T)



イヤイヤ、文句言ってはいけません。



これも患者さんからの信頼の一つの形です。



この信頼に応えるためにも、もっともっと自分を成長させねば。



と、気合を入れなおした男です( `ー´)ノ







さて、今回は症例報告シリーズです。



今回の患者さんは「頚の回旋制限」の患者さんです。






40代女性


診断名    頸椎椎間板ヘルニア


症状     痛みはあまり無いが、頚が回らない。


受傷機転   特に覚えがない、気づいたら回らなかったと、、、いつからか分からない


主訴     頚が回らず不便(車のバック時など)





こんな感じでした。


まあ、本当にヘルニアからの症状なのかはさておき、、、



姿勢は、頭部前方変位の胸椎後弯増、、、




私「頚の他に都合悪い所は無いですか?腰とか、、、」



患者「そうなんです。腰も重い感じで、、、」




なるほど、、、よくよく話を聞くと、ここに来るまで何件か整骨院、整体などに行ってみたが症状がひどくなってしまったとの事。



そして、触診と検査してみます。



確かに左回旋制限が著明で、疼痛はあまり感じないと言う。





右の斜角筋、胸鎖乳突筋がヤバいくらい緊張しています。





この時点で、私はこれは楽勝で治せると自信がありました。




私「他の院ではここを強く揉まれたのではないですか?」




と、胸鎖乳突筋あたりを触りながら聞くと、、、




患者「そうなんです(T_T)それが痛くて。。。」




斜角筋や胸鎖乳突筋は非常ににデリケートな筋です。



直接のマッサージやストレッチでは、中々アプローチに適さない事が多いです。



それなのに、そんな事を平気でしてしまう治療家がいるのですね。。。



もちろん、その先生のやり方があるのですから、それをとやかく言う気はありませんが、、、



それぞれに考え方がありますから。



しかし、実際に患者さんが望む治療結果が出せていないのだから、、、そんな考え方はゴミ箱にポイですね(;^ω^)



結果が出せているならいいのですが。。。



では、どうやってアプローチするんだよ!?(-ω-)/



という話しになりますが、、、






これは、得意の筋膜のつながりを使って治療します(*´ω`*)



得意のアナトミートレインを参考にします。




もちろん、評価ありきでの治療ですが、、、



この患者さんはどうやら、、、



斜角筋と関連が深い、小胸筋、腸骨筋が固く凝り固まっています。



ここから攻めて行く事にしました。



筋膜連鎖を利用したアプローチでここをリリースし、胸鎖乳突筋との関連のある右中殿筋もリリースしました。



そして、、、



私「もう一度頚を回してみて下さい。」



患者「Σ(゜Д゜)。。。回せる。。。」



私「施術中や、今現在、、、痛みはありましたか?」



患者「イヤ、、、全く。。。( ゜Д゜)」



しかし、これで完全に治ったわけではなく、筋にはもどりがあるので何回か治療する必要性を指導しました。



でも、患者さんの驚いた顔と、笑顔がたまりませんね(*´ω`*)



これが治療家をやっていて一番の醍醐味ではないでしょうか。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり