金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

立位体幹の前屈のの評価

2016-02-27 16:34:22 | 腰部
あなたは不思議に思った事はありませんか?



なぜ、一部の治療家は患者さんの痛みに対する評価が正確なのか。。。



それは、診ている視点が普通とは違うからなんです。








どうも(^_^)



うちの長女がスイミングを習う事になりました。



来週、体験会に私と行くことになりました。



楽しみですね(*‘ω‘ *) だって、、、



もしかして、、、若い女の講師がいたりして、、、ムフフ(笑)



はっ!!  つ、つい、心の声が。。。



このブログを嫁さんが読まない事を祈る男です(;´Д`)










さて、今回は評価方法のポイントについて勉強して行きたいと思います。



臨床でも、腰痛、股関節痛の患者さんに立位での前屈をさせて評価や指標をとる事は多くあると思います。





この時あなたは患者さんの何処を診ていますか???



指床間距離だけですか?痛みの有無、程度だけですか?



そんな訳ありませんよね。。。



もっと診るべきポイントがあります。



それを知る事であなたは。。。



もっと患者さんの痛みを取り除き、感謝されることが多くなるのではないでしょうか???






ではやって行きます。






前屈動作



前屈動作とは上半身質量中心が、前科方へ移動してくる動作ですが、、、



同時に下半身重心が後方に移動し身体重心を支持基底面に保たせる必要があるのですが、、、



よく臨床で見かけるのが、この骨盤の後方移動を伴わないで前屈している患者さんがいます。



こんな感じで。






この場合、頸椎や胸腰椎の屈曲角度を増大させ、補っています。



当然ながら、脊椎にかかる力学的ストレスは増大します。



つまり椎間板の変性をきたしやすくなりますね。






指床間距離は同じでも、骨盤の移動や脊椎の角度を診なければいけませんよってことです。



良くいるのが、、、



「私は身体柔らかいんですけどね、、、痛いんですよ。。。」




とか言って前屈をしてみせる奴。。。



掌が確かに床についていますが、、、そんだけ脊椎がハイパーモビリティになっていれば、、、



椎間にかかる負担も大きく痛みの原因になる事だってあるよ。








では、なぜこの様な代償が行われなければならなくなったのか???




よく考えられるのが、、、ハムストリングスの短縮や起立筋の弱化です。









この評価で、まずそこの問題があるのか考えることが出来ます。



他にも仙腸関節の障害により、寛骨の回旋が起こらなくなっていたり、足部からの影響がある場合がある事を忘れてはいけませんよね。



この時考えるべき筋膜ラインの存在があります。



また、得意のアナトミートレインからですが、、、



これです。





SBL(スーパーフィシャルバックライン)です( `ー´)ノ



ハムから仙結節靭帯につながりがあるこのライン上に何処か障害がある場合に体幹の前屈が円滑に行われなくなる場合が多いと考えます。



また、ハムは殿筋の子分のような存在です。



そんな言い方はハムに失礼かもしれませんが、、、笑



殿筋の機能不全をハムが補い、結果ハムが短縮傾向になっている事だって考えられます。



そんな場合は、殿筋の機能改善も治療戦略に入ってきますね。








そんなこんなで、、、






今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり