秋海棠
彼岸花
招待状を頂いて「あべのハルカス美術館」に。
真言律宗の総本山西大寺は、称徳天皇が765年に造営、奈良時代の
「南都七大寺」の一つに数えられ、東大寺などと並び称される寺格を誇りました。
衰退した時期もあったようですが、鎌倉時代「叡尊」が密教において戒律を重視した
教え(眞言律)を広め、現代も続く「大茶会」などを始めました。
「叡尊と一門の名宝」として各寺院に伝わる超一級の彫刻・工芸品を
拝見することが出来ました。
2016年国宝指定「興正菩薩坐像」
叡尊85歳の寿像で弟子たちによって造立 (パンフレットより)
色彩が強烈すぎてあまり興味のなかった画家でしたが、
ヴェネツィア・アカデミアに入学し、アフレスコ技法(フレスコ)による色彩豊かで、
エネルギーに満ち溢れた画面は流石と感心しました。
世界中で起こる戦争への強いメッセージ。仏たちが世界の安寧を願い祈る姿も見ることができました。
講演会で心に残る言葉 芸術は「1+1=2」であってはならない。
「長野冬季オリンピックの公式ポスターの依頼を受け、槍ヶ岳をバックに銀嶺の女神を描きました。スポーツの祭典、オリンピックは同時に芸術の祭典であるとクーベルタン男爵は言っております。蒼天のもと生命の輝きを女神に託しました。」(『希望のイメージ 絹谷幸二展』 より