釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

ヒラメ祭り! 担いで、叩いて、呑み、踊る

2011年11月11日 07時11分56秒 | 釣魚料理
毎年11月3日は、地元神社の秋季例大祭が催される。
祭り人は前夜の「宵待ち」から大いに盛り上がり、
バチを振るうにつれて杯を重ね、夜更けまで宴に興じる。



恒例となった11月の解禁ヒラメ釣行は、
この宵待ちと祭り当日に差し入れするために行っているようなもの。



今年もなんとか無事に宴を彩ることができ、
「シャン、シャン、シャン。シャシャシャン、シャン」
と、お手を拝借することができたのだった。



宵待ちには、2キロのグルメサイズを刺身にして振舞った。
船上で神経締めしただけあり、透き通るような飴色の身肌と
シコシコの食感が絶妙で、鹿島灘産天然ビラメの旨さに
祭り人は本家本元の舌鼓を打った。



釣り、運転移動、仕込み、宵待ち宴会…、と
その日はほぼ24時間勤務でダウンしたため、
大ビラは祭り当日の早朝5時から解体しなければいけない試練となった。
キッチンのシンクとほぼ同サイズに改めて見入ってしまう。


去年の5枚

今年の70センチの大ビラ

42センチのまな板が小さすぎて四苦八苦した

二日酔いで澱んだ眠気眼をこすりながら大ビラと格闘する。
有眼側の半身を下ろし、親指を当ててみるとほぼ同サイズの肉厚。
1/4の柵で大皿2枚の刺身が余裕で取れる。



祭り人は何十人いるかわからないから、いくらあっても困らない。
ただ、刺身を引くのに難儀するだけだ。

今回アタマを落とした際に、珍しく膨らんだ胃袋に目がいった。
釣り人ならその中身に興味津々となるのだ。



果たして胃袋の中に潜んでいたものは……

それが、こちらの物体。



30センチほどの白いアナゴのような魚体には齧られた様子はなく、
丸呑みされたようにトグロを巻いて収まっていた。



死後30時間(適当)が経過した、どうやら「ギンアナゴ」のようだが…、
どうだろう。

早朝の大ビラメ解体ショーは一番太鼓が鳴る7時前に終了。
こうして、およそ6キロのヒラメは、
2日間の祭典で祭り人の胃袋の中に収まったのだった。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
贅沢な差し入れですねぇ~(^^)! (マルッチPP)
2011-11-11 08:54:35
大ヒラメとの格闘 お疲れ様でした
でかい魚って 釣ったときの感動は言うまでも無いんですが
自宅に戻ってから 。。。。。って感じですよね^^;
それにしても この高級魚がこんなに綺麗に捌かれて差し入れされるなんて!!
贅沢すぎます(^^)
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Unknown (たー坊)
2011-11-11 12:49:06
たかじんさん こんにちわ。
地元の祭り、楽しい仲間、旨い酒・・・
そして旬なヒラメ。。。なんとも贅沢な空間ですね。
釣りから始まって、お疲れ様でした。
返信する
マルッチppさんへ (管理人)
2011-11-11 13:25:07
マルッチppさん

コメントありがとうございます。
捌くまでは苦になりませんが、
終わった後はグッタリで二、三度箸をつけると
もうイイってことも。
食べた人が美味しいと言ってくれれば満足です。
返信する
たー坊さんへ (管理人)
2011-11-11 13:29:01
たー坊さん

コメントありがとうございます。
すべて自分が好きなことを愉快にやっているわけですから。
終わってから、疲れたとか、頭痛いとか
仕事休むなんて言ったらカミ様から叱られます。
返信する
takajinxeさんへ (fu-goo-log)
2011-11-11 17:17:56
すっかり地域社会に溶け込んでいるのは素晴らしい!獲れたてのヒラメの刺身の差し入れで宴も祭りも盛り上がったことでしょう(^^)
膨らんだ胃袋の中味、面白かったです。ギンアナゴで正解かも(^^;;)
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fu-goo-logさんへ (管理人)
2011-11-11 17:26:57
fu-goo-logさん

コメントありがとうございます。
胃袋は8割方カラッポの場合が多いんですけどね。
膨らんだ胃袋を発見すると、いつもワクワクします。
ギンアナゴの捕食シーンを想像したりして(笑)
返信する