釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

小オニをすわぶり尽くす

2011年02月07日 14時58分34秒 | 釣魚料理
のっけから、オニカサゴの大胆なポーズでご挨拶。
小オニでも雄々しくご立派本舗のツラ構えに、素人包丁の腕も奮い立つ。
いつ釣ったオニなのか忘れてしまうほど日が経っているが、
釣りにも行けないのでシコシコとアップする。



豚サバ=大マサバの稀有な美味に圧倒されたとはいえ、
美味なことで誉れ高く、最近数多の釣りブロガーを魅了しているオニカサゴ。
小さくとも成長の遅い苦労魚だけに、骨の髄までしわぶり尽くしてあげたい。



35センチ、約700グラムの小オニでも、迷うことなく刺身でいただく。
淡白ながらも甘みをしっかりと含んだ上品な味が、
豚サバの大トロの脂で覆われた口の中をやんわりと拭ってくれる。



オニカサゴ料理で楽しみなのが、内臓系の和え物。
胃袋、キモ、皮は当然のことながら、腸も脇を固めてもらう。



包丁の切っ先で丁寧に汚れを落とし、
30分ほど日本酒につけておく。
腸の中にはオニのウンコが詰まっているので特に念入りに行うべし。



胃袋、腸、キモ、皮の順に時間差でお湯の中に入れて湯がいたら、
適当な大きさに小口切りし、万能ネギ、モミジおろし、ポン酢で合える。

キモと皮の甘さ、胃袋と腸の憎いばかりの食感とがあいまって
酒がことのほか進む酒肴となるから、うれしい悲鳴が上がりっぱなしとなる。




頭とカマ、中骨のアラは、オニ料理定番の酒蒸しで喰らう。
カマと頬肉の押し返すようなプリプリの食感と
酒と塩、昆布で引き出された至福の味は、例えようもなく旨い。

まさにチュウチュウ、チュウチュウと、骨まですわぶり尽くすのである。





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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすが食べつくし! (マルッチPP)
2011-02-07 17:56:17
オニくんも本望でしょう(^^)つぅ食べっぷりでお見事!!
おにうまイッスよねぇ~!言うほど釣ってませんが
マルッチ家でも上位にランクインされております!
いつの日か そこそこ釣れたら
贅沢にも土鍋に丸ごと突っ込んで飯を炊くのが夢です!
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takajinxeさんへ (fu-goo-log)
2011-02-07 23:29:06
内臓の処理から食べ尽くすまで、これは素人の技じゃありませんぜ!(^^)
それに、すわぶり尽くされた骨の残骸。これじゃ完璧に猫跨ぎでしょう(^^)
私のサンマの塩焼きは猫跨ぎと自負していましたが、もう白旗ですよ(^^;;)。
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マルッチppさんへ (takajinxe)
2011-02-08 10:50:28
マルッチppさん
コメントありがとうございます。

釣魚は粗末にすることなく最後まですわぶり尽くすのが身上です。
豪快なオニ飯、見てみたいですね~。
すぐにかないそうな夢じゃないですか。
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fu-goo-logさんへ (takajinxe)
2011-02-08 10:54:14
fu-goo-logさん
コメントありがとうございます。

内臓ホルモン系は旨いですから、最後までムダにしたくないですね。
「魚、上手に食べるね」…唯一、妻が褒めてくれる行為ですから。
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Unknown (まるかつ)
2011-02-08 12:33:12
たかじんさんにすわぶり尽くされた骨の山、心なしか満足げな表情に見えます。
ここまできれいにしてくれたら釣られて良かったと言っているかのようです。
酒蒸しした兜、とりわけ唇のプルプルの所が大好物であります。
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Unknown (たー坊)
2011-02-08 12:51:54
たかじんさん こんにちわ。
画像が魚体博物館みたいに見えますが(笑)
オニさんもここまで綺麗に食べられると
本望でしょうね。
オニのウ○コには爆笑しましたよ(^^♪
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まるかつさんへ (takajinxe)
2011-02-08 13:27:09
まるかつさん
コメントありがとうございます。

骨の山の写真、右隅に中骨を折ったのが写っていますが、
太い中骨は折ってから、中の骨髄をチュウチュウすわぶるのですよ。
唇の旨さは至極同感です。
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たー坊さんへ (takajinxe)
2011-02-08 13:30:22
たー坊さん
コメントありがとうございます。

さぞかしオニ君も成仏できたことと思います。
腸の中には消化不良の臭いのがありますから(笑)
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