概要:10時~17時45分頃まで、終日、本会議にて諸報告(下記①②③)と補正予算審議(採決)。諸報告の中に平成30年までの高砂市の財政計画があり、高砂市の貯金が26億から8億円台になることが見込まれていると報告あり。「こんな”もんだ”」と”もんだ族”にならずに「何故?」「何故?」「何故?」を自分の思考の中でも迫らなければなりません。
解説)3月5日(水)小雨、カッパを着て出社後は早々に議会へ。そうは言いながら私のルーティーンは会社の席に着いた後、労働組合の事務所に顔を出し、それから市役所(議会)に行くことにしています。
昨日は、10時からの本会議にて下記①②③のことが報告されました。
①中期財政計画(平成25年度~平成30年度の高砂市の財政見通し)
②定員適正化計画(高砂市の職員数のあるべき姿)
③業務量調査分析並びに第四次高砂市行政改革大綱実施項目の方針決定及び追加項目
さて、①にある高砂市の今後5年間の財政見通し。事前に配布されている資料にはエクセル表風の数字の羅列された表とその前提となる説明(例えば、平成25年度の歳入の場合は決算見込み額としている、とか)が記載されているのですが、私が質疑の中で要望したのは、これに対する行政当局としての所見を同資料に掲載し、市民に開示し現状を多くの場面で報告して頂きたい、ということです。
議員になり立ての頃、財務部長に「高砂市の財政は厳しいのですか」と質問すると「厳しいです」とのお応え。その後市長に公式の場で「財務部長は現在の財政状況は厳しいとのお話だが、そうなのか」と聞くと「私はそうは思わない」とのこと。
勿論、コップに1割の水が入っていても「未だこれだけの水がある」と思う人もいれば「もうこれだけしかない」と思う人もいる。
今回の中期財政計画にて向こう5年間、平成30年までに貯金(専門用語では財政調整基金)が2,649(百万円)から824(百万円)になるとの見通しについても、「色々事業をやってもまだこれだけの貯金がある」との認識なのか、「まだまだやらないといけないことがあるがもうこれだけしかない」との認識なのか、立場によって見方が違うのはある程度は仕方がないと思うものの、高砂市として財政状況をどう見ているのか、今後の施策を企画・執行する行政当局としてどうみているのかを示すのは当然のことと考えます。
さて、ここで本旨に入ります。配布される資料や様々な日々の出来事に「こんな”もんだ”」「そんな”もんだ”」と”もんだ族”に陥ってしまうと、何も変わりません。議員の方の中には1期目議員から9期目議員までいますが、1期目議員ですら3年半を過ぎ、「こんな”もんだ”」に陥りかけることがあります。
ましてや学校を出て20代から市役所という職場文化の中で仕事をすればその文化の中で普通にきちんと仕事をしていると、いつの間にか”もんだ族”になってしまうもの。
これは人間だれしもが陥る可能性を秘めた”種族”です。本当に気をつけなければなりませんね。
追記:昨日のブログで「本日は会派代表質問」と記載しましたが、一日間違っており、本日がその予定です。緊張感が足りない自分を恥ずかしく思い反省。