(C)2020 NHK ,NEP, Incline, C&I 「スパイの妻」
角川映画レビュー、ちょっとお休み。。。
ユナイテッドシネマとしまえんへ行って、鑑賞いたしました。
この日のUCとしまえんのロビーは、かなり混んでいて、その多くは、やはり先週と同じく、「鬼滅の刃」のお客さんだったようで。。。
この日の2番スクリーンは4割程度の入りでした。
私はこの映画のストーリーは、全く知らない状態での鑑賞となりました。
ちょい、あらすじ・・・。
1940年、日本が太平洋戦争に向かって、轟々と唸りをたてていた頃・・。
神戸で貿易会社を営む福原優作(高橋一生)は、妻の聡子(蒼井優)と、その時代としては比較的裕福な暮らしをしていた。
ある時、優作は物資を求めて、甥の竹下文雄(坂東龍汰)と共に満州に渡ったのだが、そこで、衝撃的な国家機密を目にしてしまう。
帰ってきた優作と文雄は、時代の流れに逆らうことになる覚悟で、その事実を世界に知らしめるための準備を始める。
何も知らされていない聡子は、ある日、幼馴染であり神戸憲兵分隊本部の分隊長である津森泰治(東出昌大)に呼び出され、優作が満州から連れ帰った草壁弘子(玄理)という女性が亡くなったと知らされる。。。
時代という大きな波が、幸せだった聡子の足もとを、音をたてて崩し始めた。。。
という感じで、物語は展開してゆくのですが、蒼井優さん、しばらく見ない間に、大人の風格が出て来ましたね。
当方、蒼井優さん出演作は「フラガール」「ニライカナイからの手紙」「百万円と苦虫女」「おとうと」「ハチミツとクローバー」「Flowersーフラワーズー」あたりを観たことあるんですが、ここ五、六年は映画から離れていたので、本作の蒼井さん久しぶりでした。
ストーリー冒頭では割と裕福で、幸せな生活を送っている聡子ですが、夫である優作が物資調達先の満州から帰ってから、大変な運命を辿ることになります。
この、夫の持ち帰った“秘密”を知る前、知ってから、そしてその“秘密”をすべて飲み込んで、夫である優作についてゆくと決めてから・・・時により変化する一人の女性の心の内を演じて、蒼井さん、素敵です。
夫・優作を演じているのが、高橋一生さん。私、この俳優さん初めてなのですが、最初スクリーンで見た印象が、何故か判らないのですが、「このキャラクターは、多分、ストーリー途中から、悪役に豹変するのでは・・」と思って見ておりました。良い意味で“毒気”の感じられる俳優さんです。
書かないですが、最後にああして、こうなる(?)ので、ある意味では当たっていたとも言えるのですが。。。
優作の甥で、一緒に満州に渡り、日本軍の国家機密を見て帰った竹下文雄が、会社を辞めて文筆家になるのですが、もうちょっとキャラクターにパンチ力(?)があれば、訪ねてくる聡子に向かって、ーあなたは何も解ってないー、というセリフも説得力が増すのになぁ・・と思いました。
憲兵の分隊長で、聡子の幼馴染という設定で、東出さんが津森泰治というキャラクターを演じているのですが、聡子を思い、心配しながらも、憲兵という立場上、厳しい態度で接しなければならない、という微妙なニュアンスが感じられて、とても素敵でした。当方、東出さんのファンなので、またいつか主役を張ってスクリーンに登場するのを、楽しみにしております。
ストーリー的には、優作が満州から連れて来た、草壁弘子というキャラクターが、一瞬映って、その後はすぐに亡くなってしまうという展開なのですが、このキャラクターを、もう少し活かして物語に登場させて欲しかったです。その死因とかも、もうちょっとお話があったらよかったかな、という感じです。
ネタバレになっちゃうのですが、ラスト近くで、船上で帽子を振る優作・・・この展開は予想していなかったので、なるほど!そう来たか、という感じでした。
聡子が入院している病院を、医師の野崎先生(笹野高史)が訪問するシークエンスがあります。何が狂っていて、何が狂っていないのか・・・。とても印象的なシーンです。
オーラスの空襲のシーンが、ちょっと足りないかな、という感じがしました。
最後のテロップで、優作の死亡診断書が・・・ということだったので、「あれ?これって実話ベースだっけ?」と、一瞬驚いてしまいました。。。(^0_0^)
ヒッキー的満足度★★★☆
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分
角川映画レビュー、ちょっとお休み。。。
ユナイテッドシネマとしまえんへ行って、鑑賞いたしました。
この日のUCとしまえんのロビーは、かなり混んでいて、その多くは、やはり先週と同じく、「鬼滅の刃」のお客さんだったようで。。。
この日の2番スクリーンは4割程度の入りでした。
私はこの映画のストーリーは、全く知らない状態での鑑賞となりました。
ちょい、あらすじ・・・。
1940年、日本が太平洋戦争に向かって、轟々と唸りをたてていた頃・・。
神戸で貿易会社を営む福原優作(高橋一生)は、妻の聡子(蒼井優)と、その時代としては比較的裕福な暮らしをしていた。
ある時、優作は物資を求めて、甥の竹下文雄(坂東龍汰)と共に満州に渡ったのだが、そこで、衝撃的な国家機密を目にしてしまう。
帰ってきた優作と文雄は、時代の流れに逆らうことになる覚悟で、その事実を世界に知らしめるための準備を始める。
何も知らされていない聡子は、ある日、幼馴染であり神戸憲兵分隊本部の分隊長である津森泰治(東出昌大)に呼び出され、優作が満州から連れ帰った草壁弘子(玄理)という女性が亡くなったと知らされる。。。
時代という大きな波が、幸せだった聡子の足もとを、音をたてて崩し始めた。。。
という感じで、物語は展開してゆくのですが、蒼井優さん、しばらく見ない間に、大人の風格が出て来ましたね。
当方、蒼井優さん出演作は「フラガール」「ニライカナイからの手紙」「百万円と苦虫女」「おとうと」「ハチミツとクローバー」「Flowersーフラワーズー」あたりを観たことあるんですが、ここ五、六年は映画から離れていたので、本作の蒼井さん久しぶりでした。
ストーリー冒頭では割と裕福で、幸せな生活を送っている聡子ですが、夫である優作が物資調達先の満州から帰ってから、大変な運命を辿ることになります。
この、夫の持ち帰った“秘密”を知る前、知ってから、そしてその“秘密”をすべて飲み込んで、夫である優作についてゆくと決めてから・・・時により変化する一人の女性の心の内を演じて、蒼井さん、素敵です。
夫・優作を演じているのが、高橋一生さん。私、この俳優さん初めてなのですが、最初スクリーンで見た印象が、何故か判らないのですが、「このキャラクターは、多分、ストーリー途中から、悪役に豹変するのでは・・」と思って見ておりました。良い意味で“毒気”の感じられる俳優さんです。
書かないですが、最後にああして、こうなる(?)ので、ある意味では当たっていたとも言えるのですが。。。
優作の甥で、一緒に満州に渡り、日本軍の国家機密を見て帰った竹下文雄が、会社を辞めて文筆家になるのですが、もうちょっとキャラクターにパンチ力(?)があれば、訪ねてくる聡子に向かって、ーあなたは何も解ってないー、というセリフも説得力が増すのになぁ・・と思いました。
憲兵の分隊長で、聡子の幼馴染という設定で、東出さんが津森泰治というキャラクターを演じているのですが、聡子を思い、心配しながらも、憲兵という立場上、厳しい態度で接しなければならない、という微妙なニュアンスが感じられて、とても素敵でした。当方、東出さんのファンなので、またいつか主役を張ってスクリーンに登場するのを、楽しみにしております。
ストーリー的には、優作が満州から連れて来た、草壁弘子というキャラクターが、一瞬映って、その後はすぐに亡くなってしまうという展開なのですが、このキャラクターを、もう少し活かして物語に登場させて欲しかったです。その死因とかも、もうちょっとお話があったらよかったかな、という感じです。
ネタバレになっちゃうのですが、ラスト近くで、船上で帽子を振る優作・・・この展開は予想していなかったので、なるほど!そう来たか、という感じでした。
聡子が入院している病院を、医師の野崎先生(笹野高史)が訪問するシークエンスがあります。何が狂っていて、何が狂っていないのか・・・。とても印象的なシーンです。
オーラスの空襲のシーンが、ちょっと足りないかな、という感じがしました。
最後のテロップで、優作の死亡診断書が・・・ということだったので、「あれ?これって実話ベースだっけ?」と、一瞬驚いてしまいました。。。(^0_0^)
ヒッキー的満足度★★★☆
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分