キク科、Asteraceae、プリカリア属、地中海西部沿岸地域原産、
学名:Pulicaria odora、
英名:Mediterranean Fleabane、葡名:Erva-montã、Montã、
2010年4月、2016年6月5日、2018年5月25日、2020年5月21日、28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
プリカリア・オドラ Pulicaria odora の花。
種小名の Odora はラテン語で香りの良いの意。
プリカリア・オドラ Pulicaria odora でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ラテン語の pulicarius(=ノミのような)を語源としている。種小名は「良い香りの」の意。
プリカリア・オドーラは、キク科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で、標高0~1200mまでの垂直分布を持ち、概して酸性土壌地帯に自生する野草である。学名に odora とあるが、本種には全草にミントの香りがある。草丈は20~30㎝程度となる。茎は幾分赤味を帯びており、周囲は灰白色の細毛に覆われる。茎は上部で分枝をする。根生葉は楕円状で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は尖るか鈍頭で、基部では葉柄状に狭まりロゼットを構成する。葉の表面には皺がある。茎葉は小さな狭楕円状となる。6~7月頃、茎頂に径2~3㎝程度で、黄色い頭花をつける。花後には長さ1~2㎜程度の痩果をつける。痩果には長い毛が伴う。(GKZ植物事典より)