ユキノシタ科、Saxifragaceae、ユキノシタ属、フランス、スペイン、ポルトガル原産、
学名:Saxifraga fragosoi、
仏名:Saxifrage continentale、
2016年6月15日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
サキシフラガ・フラゴソイ Saxifraga fragosoi の花。
種小名の fragoso は「岩の多い、峻険な、近寄りがたい」などの意味がある。
近寄りがたいと言う意味があるが、標高1700m付近、岩場の山岳地帯の道路脇にたくさん生えていた。
花の直径は2cmほど。草丈は20~50cmほど。
葉や茎が赤く紅葉したものも多く見かけた。サキシフラガ・フラゴソイ Saxifraga fragosoi でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の saxum(=石)と frangere(=砕く)の合成語からで、尿結石を溶かす作用を持つと思われたことからと言う。種小名は「岩の多い、峻険な、近寄りがたい」の意。
サキシフラガ・フラゴソイはユキノシタ科の多年草である。本種は、ピレーネー山脈等の標高700m程度の珪質岩の割れ目等に獅子の見られる野草である。全草に白色の剛毛が密生する。草丈は10~30㎝程度となる。根生葉は匙形でロゼットを構成する。茎葉には円筒状の葉柄がつき、その先に3~5個の線状葉がつく。4~6月頃、茎上部に円錐花序を出し、径1~1,2㎝程度で白色の5弁花をつける。 (GKZ植物事典より)