マツムシソウ科、Dipsacaceae、プテロケファリディウム属、イベリア半島の固有種、一年草、
学名:Pterocephalidium diandrum、
英名:Two-sTamen Scabiosa、
2011年6月10日、2016年7月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2017年6月13日、アレンテージョ地方で撮影、
プテロケファリディウム・ディアンドゥルム Pterocephalidium diandrum の花。イベリア半島の固有種。
草丈 70 センチほど。
葉は細い。
花の咲き終ったあとは、綿毛状になる。
プテロケファリディウム・ディアンドゥルム Pterocephalidium diandrum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の ptero(=翼)と cephal(=頭)の合成語から。種小名は「2雄蘂の」の意。
プテロケファリディウム・ディアンドルムはスイカズラ科(←マツムシソウ科)の1年草である。本種はイベリア半島の固有種で、概して砂壌地に自生する野草である。草丈は30~70㎝程度となる。茎は直立し、上部で分枝をする。葉は、殆ど棒状になった線形で、茎に対生する。葉は主脈部位を中心に湾曲し舟底形となる。葉の裏面には白色の細毛がつく。6~7月頃、葉腋から20㎝程度の長さの花柄を出し、その先に径6~14㎜程度で桃紫色の筒状花を散形状に多数つける。花冠は3裂し,上唇は更に2裂する。学名に示されるように雄蕊は2個となる。開花後には、径7~8㎜程度の盃状となり、縁部に白色の毛様体状翼を多数つける。やがて、最終的には15㎜程度の刺状突起と化し、色も赤紫色となる。(GKZ植物事典より)