マメ科、Fabaceae、ツノウマゴヤシ(オルニソプス)属、アイルランド・イギリス・イタリア・オランダ・スイス・スウェーデン・スペイン・デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー・ポルトガル・ルーマニア原産、
学名:Ornithopus perpusillus、
和名:ヒメツノウマゴヤシ、英名:Little White Bird's-foot、
葡名:Senradela-brava、Serradela-brava、Serradela-miúda
2016年6月16日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
オルニソプス・ペルプシルス Ornithopus perpusillus の花。
標高 1500 メートル付近で確認。
花は極小で 5 ミリほどしかない。草丈は 10 センチほど。
英名は小さな白い鳥の足。
オルニソプス・ペルプシルス Ornithopus perpusillus でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、小形種のツノウマゴヤシの意から。属名はギリシャ語の ornis(=鳥)と pus(=足)の合成語から。莢果の様子を示している。種小名は「非常に小さい」の意。
ヒメツノウマゴヤシはマメ科の一年草である。草丈は30㎝程度となる。葉は羽状複葉で、小葉は長さ2~8㎜程度の楕円形で、7~13対がつく。小葉は、全縁、鋭頭~鈍頭、無柄で、両面に長細毛を持つ。6~9月頃、白色~淡桃色で喉部に赤色の条線模様が入った長さ3~6㎜程度のマメ科特有の蝶形花が枝先に数個が散形状につく。花後には線状の莢果をつけ、4~7節にくびれを見せる。果実の先端は尾状に伸びて嘴状となる。種子は赤褐色の腎臓形。本種は、原産地の項に記したように西ヨーロッパが原産地であるが、牧草と一緒に世界各地に移動し、今や温帯地域の各国では帰化状態にある。我が国でも、1950年代以降、帰化植物として定着を見ている。(GKZ植物事典より)