キク科、 Asteraceae、ヒレアザミ(カルドウス)属、イベリア半島と北アフリカ原産、2年草、
学名:Carduus platypus subsp.platypus、
2016年6月15日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
カルドウス・プラティプス Carduus platypus の花。
花の直径は5cmほど。
草丈は2mほど。
標高 800~2000mあたりに自生。
カルドウス・プラティプス Carduus platypus でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の kardos(=刺)を語源としている。種小名は、ギリシャ語の platus(=平らな)と pous(=足)の合成語であるが、本種のどの部位を示しているのか不詳。
カルドゥウス・プラティプスは、キク科の2年草である。本種は、イベリア半島の固有種で、現地の標高800~2000m程度の高地で日当たりの良い岩礫質な土壌に自生の見られる野草である。草丈は200㎝程度となる。茎は株基から多数叢出する。葉も茎も全体的に多毛である。葉は長さ5~30㎝程度で、羽状に深裂する。裂片の先端部は刺状突起となる。葉は、基部では大きく、茎上部ではほとんど見られなくなる。5~7月頃、茎頂に径5㎝程度の頭花を散形状に数個つける。総苞片には白色の細毛が密生する。花を支える総苞の先端部は刺状となり外方に反り返る。花冠は紅紫色となる。花後には痩果をつけるが、冠毛はアザミのような羽毛状とはならず、長さ1,5㎝程度の剛毛状となる。(GKZ植物事典より)