シソ科、Lamiaceae、ウエストリンギア属、オーストラリア南東部原産、
学名:Westringia fruticosa、
和名:ウエストリンギア、オーストラリアン・ローズマリー、
英名:Coastal Rosemary、Australian Rosemary、
葡名:Alecrim-australiano、Alecrim-costeiro、Alecrim-do-litral
2016年2月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ウエストリンギア・フルティコサ Westringia fruticosa の花。花の直径は2cmほど。ポルトガルでは1月より開花。
草丈は1m~1.5mほどになる。よく枝分かれして細い棒状の葉をたくさんつける。
樹姿、葉形がローズマリーに似ていることからオーストラリアン・ローズマリーと呼ばれているが、芳香はない。
花色はローズマリーよりも淡く、桃色から白色。葉の裏側はシルキー・グレイ。枝や茎はとても柔らかい。
属名はスウェーデンの医師 J.P.Westring の名に因んでいる。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。別名は、英名からで、産地名並びに花姿から。属名は、スウェーデンの医師 J.P.Westring の名に因んでいる。種小名は「低木状の」の意。
ウエストリンギアは、シソ科の常緑樹である。園芸界では、オーストラリアン・ローズマリーの名で流通しているが、その名の通りにローズマリーに似た樹形・花姿を見せる。花色は、ローズマリーよりも幾分色の淡い青味を帯びた白色。樹高は2m程度までで、自生地ではブッシュ状となる。葉の裏面はシルキー・グレイとなるのが特徴。花期は本来的には春ということになるが、周年花を見ることが可能。手に触れてみると分かるが、枝や茎はとても柔らかい。オーストラリアには花色のピンクのWestrinngia glabra種も存在する。我が国への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より)