ハンニチバナ科、Cistaceae、ヘリアンテムン属、地中海沿岸地域原産、
学名:Helianthemum marifolium、
和名:イワノバラ(岩野薔薇)、英名:Yellow Sun-rose、
2011年1月17日、2015年1月24日、2月1日、5月5日、12月12日、2016年1月29日、2月7日、16日、29日、6月5日、2018年2月12日、5月7日、2020年2月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年12月23、日、アルガルベ地方で撮影、
ヘリアンテムン・マリフォリウム Helianthemum marifolium の花。表示名は学名の音読み。
花の直径は1cmほど。草丈は20cmほど。額片や葉、茎など毛深い。
匍匐して枝を広げる。葉は小さく楕円形。
ロスマリヌス・オフィキナリス Rosmarinus officinalis や ロブラリア・マリティマ Lobularia maritima などと一緒に咲いている。寒風吹きすさぶ断崖の上で。レモンイエローが春を誘う、ヘリアンテムン・マリフォリウム Helianthemum marifoliumでした。
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(GKZ植物事典より) 属名はギリシャ語の helios(=太陽)と anthos(=花)の合成語から。種小名の語源不詳。(ギリシャ語の marunus(=海の近くの)と folium(=葉)の合成語で、本種が海浜植物である事を示しているものと推測される。)
ヘリアンテムム・マリフォリウムはハンニチバナ科の常緑樹である。本種は、原産地の項に記した地で、海浜近くの岩礫質な土壌に自生の見られる灌木である。茎は地上を匍匐し分枝を繰り返し、樹高は20㎝程度となる。茎の周囲や葉には白色の軟細毛が覆う。葉は楕円状で、縁部は全縁、中央部で主脈に沿って下方に凹みを見せ、先端部は幾分尖り、茎に対生する。若葉の表面には白色の細毛が密生する。夏場に、茎頂に散形花序を出し、径1㎝程度で黄色い5弁花を数個つける。萼片は赤味を帯び、周囲には白色の軟細毛が覆う。 (GKZ植物事典より)