ウルシ科、Anacardiaceae、サンショウモドキ属、南北アメリカの乾燥地帯、ペルーのアンデス砂漠地帯原産、
学名:Schinus molle、
和名:コショウボク(胡椒木)、
英名:Peruvian pepper、American pepper、Peruvian peppertree、escobilla、false pepper、rosé pepper、molle del Peru、 pepper tree、peppercorn tree、California pepper tree、pirul (in Mexican Spanish site)、 Peruvian mastic、Anacahuita o Aguaribay、Pepperina、
葡名:aroeira-salso、aroeira-mole、aroeira-periquita、aroeira-mansa、pimenteira-bastarda、
2015年12月23日、アルガルベ地方で、2016年11月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
コショウボクは、15メートルまで成長するウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹である。 実の匂いや形が胡椒と似るが、胡椒とは全くの無関係である。 鮮やかなピンク色の実は香辛料の「ピンクペッパー」として販売される。
南北アメリカの乾燥地帯、ペルーのアンデス砂漠地帯が原産である。そこからアルゼンチンとチリに広がった。 現在では、観賞用として、もしくは香辛料の生産の為、世界中で広く育てられている。
料理用として使われるほか、伝統的な医学薬として、傷の抗菌性や防腐性を持つ性質から、歯痛・リウマチ・月経障害などの様々な治療に使用された。近年、マウス実験で抗うつ作用を持つことが実証され、抗うつ薬や利尿剤としても使用されている。
インカでは、熟した実の甘い外側の部分から飲み物を作った。この甘い部分は、実を数日放置し手で擦り解し、内側の苦い部分を取り除く作業が必要だった。このシロップはとうもろこしの粥と混ぜて栄養食として食された。
Schinus molleの「 molle 」とは、ケチュア語の木を意味する「 molli 」から来ている。
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