タデ科、Polygonaceae、イヌタデ属、東南アジア原産、一年草、
学名:Persicaria longiseta、
和名:イヌタデ(犬蓼)、ハナタデ(花蓼)、オニタデ(鬼蓼)、アカマンマ(赤飯)、アカクサ(赤草)
英名:Oriental Lady's Thumb、Bristly Lady's Thumb、Asiatic Smartweed、Long-bristled Smartweed、Asiatic Waterpepper、Bristled Knotweed、Bunchy Knotweed、 Tufted Knotweed、
2014年9月25日、2016年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2015年8月15日、コスタ・アズール地方で、2016年11月17日、アレンテージョ地方で撮影、
日本では道端に普通に見られる雑草で、赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれる。しかし、ポルトガルではあまり見かけない。和名はヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられた。
茎の基部は横に這い、多く枝分かれして小さな集団を作る。茎の先はやや立ち、高さは20-50cm。葉は楕円形。
秋に茎の先端から穂を出し、花を密につける。花よりも、その後に見られる真っ赤な果実が目立つ。果実そのものは黒っぽい色であるが、その外側に赤い萼をかぶっているので、このように見える。
日本各地と朝鮮半島、中国に分布。道端や畑、荒れ地などに生え、高さは30~40cm になる。花期は6月から10月ごろ。種小名の longiseta は細長いしっぽ状の意。
ペルシカリア・ロンギセタ Persicaria longiseta でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、葉に辛みが無く食用に適さないタデの意。属名は、ラテン語の persica(=モモ)を語源とし、「モモの葉に似ている」の意。種小名は「長い刺毛の」の意。
イヌタデは、タデ科の一年草である。田の畦や路傍によく見かける野草である。昔からアカマンマと呼ばれ親しまれてきた野草である。草丈は20~50㎝程度。葉は長さ3~8㎝程度の披針形で先端は尖る。葉の表面には黒斑模様が入る。6~10月頃茎の先端に1~5㎝程度の花穂を見せる。萼は紅色で5裂する。秋には見事に紅葉を見せる。(GKZ植物事典より)