The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

エリンギウム・ディラタトゥム Eryngium dilatatum

2022-11-28 10:33:23 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、ヒゴタイサイコ(エリンギウム)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Eryngium dilatatum、別名:Eryngium bourgatii、Eryngium amethystinum、

英名:Mediterranean Sea Holly、Panical Blau、Amethyst Eryngo、Italian Eryngo、Amethyst Sea Holly、Sea Holly Perennial、

葡名:Cardo-azul、Cardinho-azul、

2014年6月3日、23日、2015年5月6日、6月23日、7月5日、2017年6月9日、2020年6月25日、7月31日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

エリンギウム・ディラタトゥム Eryngium dilatatum の花。草丈は50cmほど。花の直径は3cmほど。エリンギウム・マリティマムが砂地に生育しているのに対しこれは石灰岩の岩場と赤土に自生しているのをよく見る。

 

薄色に咲き始めだんだん濃くなる。

 

小さな株でもたくさんの花を付けている。

 

 

 

鋭い棘に覆われたエリンギウム・ディラタトゥム Eryngium dilatatum でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の eryngion(=ハアザミ)に由来しているようである。種小名は、「広がった」の意。

エリンギウム・ディラタトゥムは、セリ科の多年草である。本種は、地中海沿岸地域で、比較的乾燥していて、カルシウム分をより多く含む土壌地帯に自生する野草である。直根性で、越冬時にはロゼットを作る。茎は堅牢で直立し、草丈は30~50㎝程度となる。茎は紫色を帯びており、希に上部で分枝をする。全体的に鋭い刺がある。葉は楕円形で、1~3回程度深裂する。各裂片は更に裂けて、各裂片の縁部には鋸歯を持ち、その先端部は刺状突起となる。葉の表面では葉脈部位が白色となりよく目立つ。6~9月頃、葉の変形した放射状に突き出た苞の上に薊に似た青紫色で径3㎝程度の頭花を付ける。(GKZ植物事典より) 

 

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