マメ科、Fabaceae、ルピナス属、イベリア半島原産、多年草、
学名:Lupinus gredensis、
西名:Alberjón、葡名:Tremoceiro-bravo、Tremoço-bravo、
2013年5月6日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、 2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
珍しい3色のルピナス・グレデンシス Lupinus gredensis の花。
草丈は60~90cm。花房の長さは20cmほど。巨石文化の遺跡を訪れて、その沿道に咲いていた。イベリア半島の固有種。
この場所には3~4株が咲いていた。
その他ではベイラ地方でも数株を1度見た。
葉が傘を広げたような姿になる。ルピナス・グレデンシス Lupinus gredensis でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名の lupinus はラテン語でオオカミを意味する。土地を選ばずに生育旺盛に繁殖することから、土地を荒らすと考えられて付けられた名前。種小名は地名に因んでいると推測される。(スペインのグレドス山脈 Sierra de Gredos の名に因んでいるかと推測される。)
ルピナス・グラデンシスはマメ科の多年草である。本種は、イベリア半島の石灰岩質な土壌に自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は70~80㎝と程度となり、上部で分枝をする。全草が白色の細毛に覆われる。葉は長い葉柄に付き、掌状の羽状複葉となる。小葉は4~9個に分かれた線状で放射状広がる。4~5月頃、茎頂に総状花序を出し、マメ科特有の蝶形花を多数つける。上部の花は黄色みを帯びたクリーム色で、下部の花は桃色~橙色~赤褐色となる。花後には長さ4㎝程度の莢果をつけ、約5㎜程度のレンズ型の種子を数個内包する。