キク科、Asteraceae、アステリスクス属、地中海沿岸地域原産、1~2年草、
学名:Asteriscus aquaticus、
英名:Aster Golden Star、Golden Starwort、Seaside Ox-eye Daisy、
葡名:Asterisco-de-água、Pampilho-aqutico、Pampilho-água、
2014年5月4日、6月12日、2015年5月5日、2016年6月5日、9日、2017年5月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
アステリスクス・アクアティクス Asteriscus aquaticus の花。花の直径は 2cm ほど。
海に近い岩場や崖に群生。
草丈は 10~20cm ほど。
岩の間の石ころが流れてくるところにも。
アステリスクス・アクアティクス Asteriscus aquaticus でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の aster(=星)を語源とし、花弁が放射状であることから。種小名は「水生の、水中にある」の意。(海浜性ではあるが、かなり内陸部にまで自生が見られる。)
アスタリスクス・アクアティクスは、キク科の1~2年草である。学名に aquaticus とあるが、海浜植物であり、語源の項とも重複するが、かなり内陸部の岩礫質な土壌にも適応して自生する野草であり、概して海浜近くの原野や路傍に群落を構成することが多い。海浜植物の特徴として本種も全草が白色の細毛が密生する。草丈は10~70㎝程度となる。茎は直立し、概して上部で二叉に分かれる。茎の下部は木質化するが、全体的には赤味を帯びており、軟質である。葉は狭楕円形で、全縁、円頭で、基部は葉柄状に細まり茎に互生する。茎最上部の葉は特に大きくなる。4~6月頃、花茎の先に径15~18㎜程度で鮮黄色の頭花をつける。花は黄色い舌状花が周囲に、黄色い筒状花が中央部にと、キク科特有の構成となっている。舌状花の尖端は、切れ込みが入り、3裂する。(GKZ植物事典より)