キク科、Asteraceae、カツレモドキ(アンテミス)属、ヨーロッパ、地中海沿岸地域原産、
学名:Anthemis maritima、
2020年5月17日、6月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
花の直径は3cm程。
草丈は20cm~60cm。
種小名のマリティマは海浜性の。海に近い砂地に自生。
アンテミス・マリティマ Anthemis maritima でした。
©2022 MUZVIT
キク科、Asteraceae、カツレモドキ(アンテミス)属、ヨーロッパ、地中海沿岸地域原産、
学名:Anthemis maritima、
2020年5月17日、6月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
花の直径は3cm程。
草丈は20cm~60cm。
種小名のマリティマは海浜性の。海に近い砂地に自生。
アンテミス・マリティマ Anthemis maritima でした。
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、ヒトツバエニシダ(ゲニスタ)属、西イベリア半島原産、イベリア半島の固有種、小低木、
学名:Genista tournefortii、
和名:ヒトツバエニシダ
2014年4月7日、2021年3月9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ゲニスタ・トウルネフォルティ Genista tournefortii の花。
開花時期は3月から7月。
ゲニスタ・トウルネフォルティ Genista tournefortii でした。
©2022 MUZVIT
セリ科、Apiaceae、オランダセリ属、地中海沿岸地域原産、
学名:Petroselinum neapolitanum、
和名:イタリアンパセリ、
英名:Italian Parsley、Flat Leaf Parsley、伊名:Prezzemolo、葡名:Salsa、Salsinha、
2020年6月16日、26日、30日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
セリ科の野菜。パセリの仲間。プレーンリーブド種とも呼ぶ。種小名の neapolitanum は「ナポリタン」の意。
日本でパセリ(オランダゼリ)と呼ばれているものに比べると葉が平たく、風味や香りが柔らかいのが特徴。主にイタリア料理で香味野菜として使われることが多い。
βカロテンやビタミンCなどの栄養素が豊富である。 そのままちぎって料理に添えたり、細かく刻んで料理のソースやドレッシングなどに利用される。
似た野菜にパクチー(香菜)があり、より香りが強い独特なものなのでパクチーの代用で使われる事も多い。
駐車場にかってに育っているニラとペトロセリヌム・ネアポリタヌム Petroselinum neapolitanum でした。
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、アデノカルプス属、イベリア半島原産の固有種、
学名:Adenocarpus lainzii、別名:Adenocarpus complictus、
2011年6月10日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
属名は、ギリシャ語の adenos(=腺)と karpos(=果実)の合成語から。
5月~8月に開花。
岩山に咲くアデノカルプス・ラインジイ Adenocarpus lainzii でした。
©2022 MUZVIT
イネ科、Poaceae、カモガヤ(ダクチリス)属、ポルトガル固有種、
学名:Dactylis glomerata ssp. lusitanica、
葡名:Dactila、Dáctilo、Dáctilo-comum、Dáctilo-dos-lameiros、Ervas-de-combos、Panasco、Panasco-das-moitas、
2015年6月13日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
カモガヤ属はユーラシアおよび北アフリカの植物で、グラスファミリー内のブルーグラスサブファミリーに属する。。それらは英語で雄鶏の足または雄鶏の足の草として、また時々果樹園の草としても知られている。
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、ハリエニシダ属、ヨーロッパ南部大西洋沿岸地域原産常緑低潅木、
学名:Ulex europaeus、
和名:ハリエニシダ、英名:Gorse、Common Gorse、Furze、Whin、葡名:Tojo、
2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2009年3月20日、2011年2月12日、2015年1月12日、24日、27日、2月1日、11月28日、2016年2月7日、コスタ・アズール地方で、2016年9月25日、ベイラ地方で撮影、
ウレックス・エウロパエウス Ulex europaeus の花。
花の直径は 8mmほど。潅木の高さは 1mほど。
冬から早春に咲き始め夏には枯れてしまう。枯れた棘も鋭く残り前年の枯れ枝の間から新芽が出てくる。
棘は非常に鋭い。
ウレックス・エウロパエウス Ulex europaeus でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) 和名は、針状の刺を多数持つエニシダの意から。属名は、ラテン古名Ulex(=刺ある常緑樹)から。種小名は「ヨーロッパの」の意。
ハリエニシダはマメ科の常緑樹である。樹高は0,5~2m程度。幹は綿毛で覆われる。幹には鋭い刺があり、葉も刺状となる。3~5月頃、枝先に黄色い蝶形花をつける。果実は豆果である。
我が国へは明治期に導入され、明治19年(1886)に小石川植物園で栽培されていた記録がある。(GKZ植物事典より)
ナス科、Solanaceae、ヒヨス属、南ヨーロッパ原産、1~2年草、もしくは多年草、
学名:Hyoscyamus niger、
和名:ヒヨスニジェール、
英名:Henbane、Black Henbane、Stinking Nightshad、葡名:Meimendro、
2020年6月17日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で地方で撮影、
ヒヨスキアムス・ニジェール Hyoscyamus niger の花。丸みのある星型の花で、色は黄味がかった淡いグリーン。草丈は40cmくらい。腺毛は多く、茎は直立し、下部は木質化する。
ヒヨスは、マンドレイク、ベラドンナ、チョウセンアサガオ等の植物と組み合わせて、その向精神作用を利用して麻酔薬として歴史的に用いられてきた。向精神作用としては、幻視や浮遊感覚がある。ヒヨスの利用は大陸ヨーロッパ、アジア、中東で始まり、中世にはイギリスに伝わった。
古代ギリシャ人によるヒヨスの利用はガイウス・プリニウス・セクンドゥスによって記録されている。この植物は Herba Apollinaris と記述され、アポローンの神官によって神託を得るのに用いられた。
ヒヨスには毒性があり、動物なら少量で死に至る。henbane という英名は1265年まで遡る。語源は定かではないが、"hen"はニワトリという意味ではなく、恐らくもともとは「死」を意味していた。ヒヨスの葉や種子には、ヒヨスチアミン、スコポラミン、その他のトロパン・アルカロイドが含まれている。
人間がヒヨスを摂取した時の症状には、幻覚、瞳孔散大、情動不安、肌の紅潮等がある。また人によっては頻脈、痙攣、嘔吐、高血圧、超高熱、運動失調等の症状が表れることもある。全ての動物が毒性の影響を受けるわけではなく、ヨトウガ等のチョウ目の幼虫はヒヨスの葉を食糧としている。ハムレットの父の耳に注がれたヘベノンという毒物はヒヨスのことであると考えられている。(ただし他の説もある。)11世紀から16世紀にホップに代用されるまで、ヒヨスはビールの原料として風味付けに用いられてきた(例えば、1516年のビール純粋令では、ビールの原料として麦芽、ホップ、水以外の使用が禁じられた)(wikipediaより)ヒヨスキアムス・ニジェール Hyoscyamus niger でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) 和名は、属名の Hyoscamus の音読みからの転訛と言われている。属名は、ギリシャ語の hyos(=豚)と cyamos(=豆)の合成語から。種小名は「白色の」の意。
ヒヨスキアムスはナス科の1~2年草である。草丈は50㎝程度となる。茎は直立し、基部では木質化する。葉は長さ4~10㎝程度の広卵形~三角形状で縁には浅い欠刻があり、基部では長さ1~5㎝程度の葉柄に連なり茎に互生する。葉も茎も繊毛が密生し、触れるとべたつく。5~7月頃、茎頂或いは枝先に白色~クリーム色で漏斗形の花をつける。花冠は5裂する。花冠の径は3㎝程度で、花冠は5浅裂する。花冠喉部には緑色の模様が入る。本種には強いアルカロイドを含まれる。本種は、古代から麻酔薬として用いられてきた。また、幻覚作用をもたらすことから、シャーマン等が祈祷時に用いられたりもしてきた。(GKZ植物事典より)
ヒユ科、Amaranthaceae、アッケシソウ(サルココルニア)属、南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、イエメンが原産、
学名:Sarcocornia fruticosa、別名:Salicornia fruticosa、
2018年9月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
塩生植物であり、塩水条件で成長できる植物
セトゥーバルの郊外の塩田のあぜ道で撮影
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、エニシダ属、
学名:Cytisus striatus
英名:hairy-fruited broom、Portuguese broom、
葡名:giesta-amarela、
2017年5月23日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
マメ科の顕花植物の一種で、一般名はヘアリーフルーツのほうきとポルトガルのほうきで知られている。イベリア半島の西とモロッコ北西部に自生。
高さが2メートルを超えることが多い背の高い灌木で、多く分枝して横に広がる。まばらな葉は、それぞれ長さ約1センチの小さなリーフレットで構成されている。
灌木は黄色いマメ科植物の花をつけ、鞘は白い毛で覆われている。
その親戚であるCytisus scopariusに似ているが、花の黄色の淡い色合いと鞘の毛深いコートによって区別できる。
世界の他の地域では、外来種として知られている。1960年代に侵食抑制植物としてカリフォルニアに導入さたが、「逃げて」広がり、主要な有害雑草、そこの多くの生息地に定着する侵入種 になった。また、オレゴン州では生態系への被害も引き起こしている。
この植物は、その在来種の範囲を超えて、生態系の劣化と喪失を引き起こす在来種の移動、野生生物のための在来植物の食料源の除去、山火事の発火と拡散に対する感受性など、多くの点で問題を引き起こす。(Wikipediaより)
©2022 MUZVIT
モクセイソウ科、Resedaceae、モクセイソウ(レセダ)属、北アフリカ、地中海沿岸地域、西アジア地域などに分布、 多年草、
学名:Reseda phyteuma、
和名:コーンミニョネット、英名:corn mignonette、
2013年5月2日、2014年10月10日、12月29日、2015年1月13日、27日、5月7日、2016年2月20日、ポルトガル、コスタアズール地方で、2011年6月10日、2015年6月13日、ベイラ地方で撮影。
レセダ・フィテウマの花。葉は羽状に切れ込む。茎頂に穂状花序が直立。
3~5mmほどの白い小さな花が咲く。穂の長さは30~40cmほど。
デジカメで写して、初めて可愛い花だと判ったほど。
地上では背が低いけれど、6月の高原ではかなり大きい。
山の頂上に群生するみごとなレセダ・フィテウマ。しかし芳香はない。レセダ・フィテウマでした。
©2022 MUZVIT
キンポウゲ科、Ranunculaceae、キンポウゲ属、ポルトガルの固有種、
学名:Ranunculus ololeucos
2016年11月17日、アレンテージョ地方で撮影、
アレンテージョ地方のダム湖の水際で発見。
ニンジンの葉によく似た細い葉。
ポルトガルの固有種。
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、オノニス属、
学名:Ononis spinosa、
和名:トゲトゲハシバミ、タテハチョウ、
英名:Spiny Restharrow、
2020年6月17日、2021年6月9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
枝分かれした茎は綿毛でほとんどの場合棘があり、高さ46 cmまで成長する。
葉は小さく、濃い緑色、楕円形または三葉型で、基部に歯のある葉のような小葉がある。
典型的な生息地は、石灰質の土壌にある栄養素の少ない草原。
伝統的なロシアの漢方薬では、 鎮痛剤、消炎鎮痛剤、鎮静剤、凝固剤、利尿剤として使用される。 尿カタル、腎臓の炎症、リウマチの治療に役立ち、 尿酸を蓄積して腎臓結石になりやすい人を助けるのに役立つ。
湿疹やその他の皮膚の問題の治療には、オノニススピノーザの煎じ薬が使用される。 痔、慢性便秘 、肛門の感染症の治療に平均6週間にわたって使用される。
©2022 MUZVIT
ウルシ科、Anacardiaceae、サンショウモドキ属、南北アメリカの乾燥地帯、ペルーのアンデス砂漠地帯原産、
学名:Schinus molle、
和名:コショウボク(胡椒木)、
英名:Peruvian pepper、American pepper、Peruvian peppertree、escobilla、false pepper、rosé pepper、molle del Peru、 pepper tree、peppercorn tree、California pepper tree、pirul (in Mexican Spanish site)、 Peruvian mastic、Anacahuita o Aguaribay、Pepperina、
葡名:aroeira-salso、aroeira-mole、aroeira-periquita、aroeira-mansa、pimenteira-bastarda、
2015年12月23日、アルガルベ地方で、2016年11月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
コショウボクは、15メートルまで成長するウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹である。 実の匂いや形が胡椒と似るが、胡椒とは全くの無関係である。 鮮やかなピンク色の実は香辛料の「ピンクペッパー」として販売される。
南北アメリカの乾燥地帯、ペルーのアンデス砂漠地帯が原産である。そこからアルゼンチンとチリに広がった。 現在では、観賞用として、もしくは香辛料の生産の為、世界中で広く育てられている。
料理用として使われるほか、伝統的な医学薬として、傷の抗菌性や防腐性を持つ性質から、歯痛・リウマチ・月経障害などの様々な治療に使用された。近年、マウス実験で抗うつ作用を持つことが実証され、抗うつ薬や利尿剤としても使用されている。
インカでは、熟した実の甘い外側の部分から飲み物を作った。この甘い部分は、実を数日放置し手で擦り解し、内側の苦い部分を取り除く作業が必要だった。このシロップはとうもろこしの粥と混ぜて栄養食として食された。
Schinus molleの「 molle 」とは、ケチュア語の木を意味する「 molli 」から来ている。
©2022 MUZVIT
キク科、Asteraceae、キオン(セネキオ)属、フランス南部~イベリア半島原産、
学名:Senecio_gallicus、
英名:Franch Groundes、
2016年、2月20日、2020年6月13日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
困難な環境条件で孤立した生息地にコロニーを形成する種。フランス南部とイベリア半島の砂漠と乾燥した低木地帯、草原と塩辛い沿岸平野に広がっている。
多年草で頭状花序は黄色の雌性の舌状花と両性の筒状花で構成される。
総苞は筒状または半球形。痩果は円柱形で冠毛の毛は細くて多数ある。
葉や茎が多肉質で、多肉植物として扱われるものも何種かある。一部にはアルカロイドを含むものもあり、家畜が食べて中毒を起こすことがある。
セネキオ・ガリクス Senecio gallicus でした。
©2022 MUZVIT
マメ科、Fabaceae、ハリエニシダ(ウレックス)属、ポルトガルの固有種、
学名:Ulex airensis、
2009年3月20日、2011年2月12日、2015年1月12日、24日、27日、2月1日、11月28日、2016年2月7日、2020年2月20日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
属名の Ulex は、ラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」による。
石灰質や砂質土壌の乾燥地に自生。
草丈は1m程。
ウレックス・アイレンシス Ulex airensis でした。
©2022 MUZVIT