今週末は台風来るんですね、いやだなぁ。三連休なことも忘れててラッキーって気分なのになんだか‥‥。医大生・たきいです。
国試対策的に問題解説スタイルの多い授業が多い今日この頃ですが、学生にマイクが回ってきてしまいました。どの問題が当たるかなと人の数をカウントして先回り、予習を済ませておきます。笑
マイクが来ました。この選択肢は知ってるよと、
「a.の〇〇症候群は、伴性劣性の××で〜」
と話すと、
「今は“伴性”は差別的だという意見もあるから使わないようにね」
との教授のお言葉。知らなかった。
X染色体劣性遺伝を示すこの言葉、勉強するときには「XR」と走り書きしています。「エックスアール」と言って伝わらなかったら恥ずかしいとの魂胆も相まって、「伴性」という日本語を使ってみたわけですが、その言葉の意味を考えたことがありませんでした。
「伴」は伴う。伴侶の「伴」です。伴うためには「主」があるわけで、そうした関係が「主」の男と「伴」の女。これまで気がつかなかった。それなら「伴性劣性」という言葉に批判的な意見が出ることもよく分かります。
「伴性劣性」って言葉使っている先生めっちゃいるじゃん!っての思いもあります。「伴性劣性の疾患言えるだけ言ってみて」という口頭試問はうちの学生が通る道です。15コくらいはすらすら言えないと微妙な空気になるので思い出すのに必死。「その単語古いらしいっすよ!」と進言する勇気は私にはないですが(笑)、自分の中で気をつけて言葉を使う努力はしたい。学生のうちに知れてよかった。
試験に向けて詰め込み的な勉強をしていると、その言葉の意味への注意はどうしてもなおざりになってしまうもの。一歩立ち止まって考えることも忘れないようにしたいです。
(小学生並みの時間寝てしまった人(笑))
