画像は、
「ホーム・アローン」の昔のケビン(左)と、
アメリカのテレビCMに流れた今のケビン(右)。
話しを始める前に、
アメリカには、
ジャッキー・クーガン法という法律がある。
この法律によると、
子役の稼いだギャラは、
親が、
当人が成人するまで、
勝手に手をつけられない決まりになっている。
その昔の昔。
チャールズ・チャップリンが監督主演した「キッド」(1921年製作)という映画で、
ジャッキー・クーガンという子役が、
サイレント映画にも関わらず、
大人気になった。
ジャッキー・クーガンは、
様々な映画主演に引っ張りだこ。
当然、
それなりの高給ギャラが入ってきた。
が、
それを、
ジャッキー・クーガンの父親が、
散財してしまった。
ジャッキー・クーガンはガチガチガチにキレて🤬💯
この事実をあちこちにダベりまくり、
やがて、
子役の権利が法化されることになった。
それが、
ジャッキー・クーガン法で、
この法律のおかげで、
マコーレーの父、
キット・カルキンは、
びた一文、
マコーレーのギャラに手をつけることは出来なかった。
マコーレーは本来、
演技派子役として台頭してきたものを、
「ホーム・アローン」の成功で、
元来の金銭欲を噴火🌋させた、
キット・カルキンにより、
エンタメ系子役に転身させられる。
更にキットは、
90年代ハリウッドを、
(特に20世紀フォックスを)、
私腹の財布にした。
同時に、
映画関係者のほとんどにウツを入れ、
マコーレーのアンチには容赦なく、
攻撃してきた。
キットにとって、
当時のハリウッドは極楽浄土やった。
そんなキットの最大のミスは、
本来、
トーマス・グィリー(「サンドロット」の人気子役)主演のはずやった「危険な遊び」(原題、The Good Son)に無理矢理割り込み、
イライジャ・ウッドと共演させたことやろう。
マコーレーにとって、
この「危険な遊び」こそ、
危険やった。
やって、
「ホーム・アローン」でしでかしたイタズラの延長がホラーになったんやから。
しかも、
10年に一度の演技派子役と言われたイライジャ・ウッドに、
演技力でボコられた😱
この「危険な遊ぶ」の後、
「ゲッティング・イーブン」と「リッチー・リッチ」の凡作二つを後に、
マコーレーとキットは、
映画界から見放される。
マコーレーは、
15歳で極度のアル中になり、
学校に行っても、
昼休み、
クラスメートが遊んでる時に、
校庭で酒を飲んでいた。
こうしたことも相まってか、
マコーレーの母が、
キットと離婚する。
これを境に、
マコーレーの弟、
キアラン・カルキンが、
キットはサイテーな親父やったことを暴露する。
世間の注目は、
カルキン一家に注がれた。
なのに、
肝心のマコーレーは、
ひと言も、
父親キットの悪口を言わない。
むしろ、
自分にとっては最高の父親やったとキットをほめ上げた。
キットはドヤ顔で、
マコーレーを人気者にした功績をマスコミに再自慢した。
時は現在となる。
薬物とアル中を乗り越えたマコーレーも40代。
かつてのライバルやったイライジャ・ウッドは、
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで超有名人となった中に、
マコーレーは、
ささやかながらも、
かつての自分と向き合う余裕が出来た。
それが、
画像の「ホーム・アローン」の今ケビンを描いたテレビCMや。
そして、
マコーレーは遂に、
本音を露わにした。
それは、
かつて慕っていたはずの父親キット・カルキンに対してのものやった。
「キットは最悪のカスやった!アイツは自分が有名になることと金のことしか頭になかった。俺はアイツの操り人形で、あの頃はナニもかも嫌やった。子役時代、アイツは俺に暴力を何度も振るった!その傷は今でも俺の体のあちこちに残っている!!」
このマコーレー発言は波紋を呼び、
キットはハリウッドを破門された。
キット・カルキンは、
カルキン一家とそのファンから、
サタン認定され、
今でも憎しみの限りに接しられている。
一方、
キット・カルキンは、
ホームレス寸前に成り果てた。
が、
マコーレーに次ぐ、
第二マコーレー作戦なるものを画策。
それは、
ハリウッドで人気子役になりたいと願う、
子供とその家族に接近して、
再び私服をこやそうとする、
あくなき金銭欲の悪魔たるキットの本性やった。
キット・カルキンこそ、
人気子役を影で操り、
私腹を肥やしまくり、
権力さえ手にした、
親父ラスボスやった🙀
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます