ネコの目は、暗いところで、不気味に光ります。
これは、夜行性動物一般に見られる現象で、網膜の下に、タペタムと呼ばれる反射板のような層があるためです。
わずかな光をこの反射層を使って、増幅し、感度を増すのです。
しかし、昔の人は、やはり、この目に不気味さを感じたのです。
それに、繁殖期のあの鳴き声です。徹夜で鳴きまくりますので、ヨーロッパで、
宗教の指導者のご機嫌をそこねたのは間違いありません。
「ネコは魔女の使い」である、ということで迫害され、殺されまくりました。
この結果は、ご存知のように、ヨーロッパのペストの大流行です。
ネコがいなくなったため、ネズミが異常繁殖し、ネズミが媒介するペストが流行したのです。
たしかに、暗闇で光っているネコの目は不気味ですね。
いまは、だれもネコは魔女の使いだと云われてもまったく信じませんけど、当時は大まじめだったのですね。
エジプトでは神としてあがめられ、ミイラにまでされましたが、
ネコは受難の歴史をも生きぬいているペットなのです。