ロシアンブルーという品種のネコがいますが、このネコは毛がふかふかで、
みるからにあたたかそう。
実際、多頭飼いをしている人の話では、シャムはこたつに喜んではいるけど、
ロシアンブルーはこたつには絶対入らないそうです。
ロシアで飼われていて、品種改良されて、毛が厚くなり、
寒さに強いネコになったみたいです。
ノルウエージアンフォレストキャットも寒さに強いネコですね。
ネコの先祖は、リビアヤマネコと言われています。
このネコは、今もアフリカネコともいわれ、アフリカに広く住んでいます。
エジプトで、このリビアヤマネコが家畜化されたということです。
暑い、乾燥地帯に住んでいたものが家畜化されたので、ネコの先祖は、
暑さに強いけど、寒さに弱いところがあったと思われます。
猫っ毛ともいわれますが、やわらかく頼りない毛は、
乾燥した、暑い地方に住んでいた適応の結果と思われます。
ところが、ロシアンブルーは、毛に厚みがある、しっかりした毛が生えていて、
実際、寒さに強いのです。
イヌは、3万年前から人に家畜化され、改良に改良を重ねられ、
同じ種か?と思うほどバリエーションが多くなっています。
ネコはその点、まだ3000年ぐらいしか、人とのお付き合いしかしていませんので、
品種改良はイヌほどされていません。
しかし、最近ネコも、どんどん新品種が増えてきていますね。
イヌには遠く及びませんが、寒さに強いネコ、耳が倒れていたり、
カールしていたり、なかには毛がなくなっていたりと、
今まで知らなかった種類が増えています。
正しい日本の野良猫はしっぽが短く、鉤型に曲がっていて、ジャパニーズボブテールなどと大層な名前を頂戴してます。
しかし、今の野良猫は、立派な長いしっぽをもち、顔もソース顔が増えてきています。
ネコもどんどん品種が増え、変わってゆくのですね。