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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

ガマの毒とネコ

2016年02月15日 | 日記
 
啓蟄(3月初旬)のころ、ヒキガエルは、冬眠から覚め、池に集まって、繁殖行動をし、

卵を産んで、また寝てしまいます。

そのヒキガエルは、耳の側に大きな毒腺を持っています。

ここには、ブフォトキシンと呼ばれる毒液がつまっています。

ネコが獲物を仕留めるとき、まさに首筋のこのあたりをかみつきます。

かみつかれた、ヒキガエルは毒液をだしますが、この毒はそうとうな毒で、

口にはいると、吐き気をもよおし、場合によっては死に至るときもあります。

ですから、経験を積んだネコは、絶対ヒキガエルには手を出さないのですが、

若いネコは、のろまで、捕まえやすいヒキガエルは格好のオモチャです。

ヒキガエルも、噛みつかれるとかの、爪でひっかかれるとかの

強力な刺激を受けないとやたらとは、毒を出しません。

よく、子どもの頃、ヒキガエルと遊んだけど何ともなかったよ!

何て言う人もいますが、蛙の方も相当なダメージをくらわないと、

やたらとは毒はださないのです。

人の手でいじって遊ぶくらいでは、ヒキガエルも最終兵器の毒を発射しません。

でもこの毒は目にはいると失明したりします。

棒で激しく突っついたりすると、出てきます。

卵も毒があり、食べると死ぬこともあるそうです。

ヒキガエルがのろまでも、生き残ってきたのはこんな秘密があるわけです。

でも、子ネコにとって、遊び相手としては、怖い相手であることを誰かが、

教えてやらないと、いけないわけです。

経験を積んだ母ネコが、教えてくれればいいのですが、都会育ちの

飼い猫は、この辺の経験が少ないので、注意が必要ですね。

もっとも、都会では、ヒキガエルも見られなくなってしまいましたので、

その心配はありませんけれどもね。