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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

天国のチョロへの手紙

2016年02月23日 | 日記

もう、先代のシャム猫「チョロ」が亡くなって、はやいもので10年が経ちます。

ちょっと、思い出しながら、書いてみたくなりました。

   先代のチョロ。20歳まで生きました。20歳の最後の姿です。


天国では、おいしい魚をたべているのかな?

チョロはアジが好きだったね。

それも、君は、私が釣ってきた新鮮な魚しか食べなかった。

君がもう20歳をすぎて、老衰がはげしく、体が次第に弱っていって、

あまり食事をしなくなってしまったとき、なんとか食事をしてもらおうと、

君のためにアジ釣りに行き、思いがけず大漁だったんだ。

新鮮なおいしいアジを食べさせたかったので、この大漁は、今までで一番うれしかったよ。

きみは、やせてしまって、がりがりになった体で、

よろよろしながらアジを調理している私に近づき、か細い声で「ニャー」と一声鳴いたね。

弱っている体に、食べやすいように、包丁で、細かくたたきにしてやった。

ず~っと、ろくに食事もしなかったのに、細かくたたいたアジを、

じっくり味わうように、ほんとうにおいしそうに、たくさん食べてくれたね。

それから、2日後に死んでしまうなんて思いもしなかったんだ。

じつは、これだけ食べてくれたのだから、また、元気になるに違いないと思ったんだよ。

でも、君は、最後の晩餐を、大好きなアジを思う存分食べられたので幸せだったよね。

私も、残念だったけど、少しよかったのかな~と思っているんだ。

20年は長いようで、短かったね。

ほんとうに、君は利口で、かわいいネコだった。

いま、君にとても良く似たシャム猫のちゃーちゃんがいるけど、ときどき君を思い出すよ。

人の言葉が理解できるのではないかと、本気でおもえるほど、言葉を理解していたね。

20歳まで生きると、不思議な能力が身に付くのだろうかと思ったほどだよ。

私もいつまで生きるかわからないけど、また、天国で会えるといいな~。

そのときは、迎えに来てくれよな。あの素敵な声で・・・・

ちょっとおセンチになってしまい、目が涙で見えなくなってしまった。

ではまたね。

  先代のチョロの仏前の水をなめる2代目のちゃーちゃん