屋上のプランターに植えた柿の木に登っているところです。
人の背丈ほどしかない小さい木なので、登り降りには苦労しないようです。
降りるときは、ほとんど飛び降りています。
でもネコは、木に登るのは上手ですが、降りるのは下手ですね。
木にしがみついて登っていったそのスタイルで、
お尻を下にして、徐々に降りればいいのですけど、それができないのです。
前脚から降りてゆこうとするため、落ちやすくなります。
たとえ後ろ脚から降りても、先が見えない不安か、ずり落ちてゆくかっこうになります。
ニュースや投稿動画でもネコが木などの高いところに登ったはいいが、下りられなくて救助隊まで出動と言う
のを良く見ます。
記録映画など見ていて、ヒョウは木の上から下にいるえものを襲って狩りをし、
木の上に獲物を引き上げて食べるなど、ネコ科では珍しく、樹上中心の生活者なので、
さすが、木登りも降り方上手なのです。
イエネコの先祖はリビアヤマネコといわれていますが、
リビアヤマネコの住んでいる環境は、木の少ないほとんど乾燥した地域ですから
木に登ることのなかったご先祖様のせいで、木の降り方下手なのも、無理もないです。
体が水に濡れるのも嫌いなのも、こんな乾燥地帯の環境にいたせいでしょう。
「雨の日ネコはとことん眠い」なんていいますけど、
やはり乾燥した晴れの日の方が好きなせいなのでしょうね。