最近読んだ本で、こんなことが書いてありました。
「ネコとイヌのボディーランゲージがまるで正反対の意味をもつものが、
しっぽを振ることである。イヌは、しっぽを左右の振るのは、友好のしるしで、
思い切り振って、相手に大好きだよ!と知らせている。
ところが、ネコがしっぽを左右にぱたぱた振るときは、
怒っているとき、非常に不愉快なときなのである。
このため、イヌとネコを一緒に飼う場合、この正反対のボディランゲージで
お互いに誤解を生じて、上手く行かないのである」
そういえば、そうですね。人間でも、日本人と西欧人では手招きの仕方が正反対だと
いいます。日本人が手招きする手のかっこうと動きは、
西欧人にとっては「あっちへ行け!」となると聞いたことがあります。
人間の場合は、なんとか言葉で誤解を解けるかも知れませんが、
イヌとネコでの誤解はちょっと解けませんね。
イヌがネコを見て、しっぽを思い切り振った場合は、友好を示しているのに、
ネコは自分を不愉快なやつと思われているかと思って、「ふん!なにさ!」と
イヌに背を向けることになるわけです。
逆に、ネコがしっぽをぱたぱた振っているのを、自分を大歓迎してくれていると
誤解したイヌがネコに近づけば、ネコパンチをあびるのは目に見えています。
大人になってから、イヌとネコが仲よく行くためにはやはりたいへんなのでしょうね。