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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

シンメトリーな男

2016年10月06日 | 日記

  ノラちゃんシリーズ 

 

竹内久美子さんの本に「シンメトリーな男」という本があります。

竹内さんは日高敏隆さんのお弟子さんで、動物行動学を研究している女性です。その本に書いてあったことですが、

動物の世界では、左右対称度が高い雄ほど雌にもてるという研究がたくさんあります。

なぜかというのですが、その雄の遺伝的な免疫力の強さが左右対称に出てくるのだそうです。

免疫力の弱い雄は、細菌、ウイルスなどの病原菌に弱く、胎児から成長して行く段階から病原菌の影響を受け完全な左右対称になりにくいのです。

したがって、左右対称度の高い雄ほど、免疫力の強い遺伝子をもっていると雌が見抜き、交尾相手に選ぶのだそうです。

雌はお腹を痛め、しんどい子育ての最中に、子どもが病気で死んでしまえば全て今までの苦労は無駄になるのです。

それを出来るだけ避けるために、すこしでも免疫力の高い遺伝子を持った雄を本能的に選ぶのだそうです。

人間の女性もやはりシンメトリーな男を求めています。シンメトリーな男は、声がよく、風邪もひかなく、頭も良いという特徴があるそうです。

シンメトリーな顔はいわゆるイケメンで、歌もうまかったりして、とくに若い本能的な女性にもてます。

それではネコはどうなんだ? と当然なりますが、ネコではこの辺の研究はあまりされてないですね。

でも動物一般にメスはシンメトリーな免疫力のある雄を求めているので、ネコのメスもシンメトリーなオスを求めているのでしょうね。

ネコのメスは強ければいいというオスは求めないそうです。地域の最強のボスネコでも嫌いなのは嫌いという感じで交尾させないのです。

そうかとおもうと、ひ弱そうなオスを選んで交尾させたりしています。

ひょっとしたら、一見ひ弱そうに見えるオスがシンメトリーだったりするのかもしれません。

人間のオスも一見ひ弱そうなオスがもてます。このオスはよく調べるとすごくシンメトリーなのかもしれませんね。