「「ムシを召しませ世界の食卓 その2」
国別には、アフリカ250、メキシコ549、中国170、ラオスなど東南アジア4カ国164、アマゾン428種という調査もある。
昆虫の顔ぶれは最も多いのが甲虫類31%を占め、2位が鱗シ類(チョウ・ガ)で18%、 3位がハチ類(アリを含む)で14%、次はカメムシ類(セミ・ウンカ・カイガラムシなど)で10%、シロアリ類で3%、トンボ類3%、ハエ類2%と続く。
食用幼虫ではアフリカ南部でのモパネワームが有名だが。マメ科のモパネの木につく、このヤママユがの毛虫(野生や絹糸を作る)は毎年95億匹採取され、8500万ドルの価値を生んでいる。東南アジアではタイ政府がタケノメイガの幼虫に、高い経済価値を認めている。
ヤママユ

甲虫類では、ヤシの木の害虫としてアフリカからアジア南部、南アメリカにかけて分布するヤシオオサゾウムシの太った幼虫が食用にされている。オランダでは,魚や鳥などのペット用の餌としてミルワーム(ゴミムシダマシの幼虫)が、飼育されているが、人間が食べる事も勿論可能だ。
FAOが昆虫食と養虫産業を紹介するのは、手元がかからずに特殊な技術も不要なので、途上国の不便な土地でも事業を起こせる利点があるためだ。温室効果ガスであるメタンも出にくい。昆虫は宇宙での蛋白源として期待されている。中国は昆虫を利用した生物再生生命維持システムの構築を計画している。
良いことずくめだが、最大の難点は虫を口に入れることへの抵抗感だ。昆虫食になじみのない食文化圏は西欧を中心に広がっている。気候などの条件で肉食の家畜飼育できた地域では,蛋白質をを昆虫に求める必要が無かったために、疎遠になったらしい。歴史と文化の差異が人口増と気候変動で薄らごうとしている。この報告書は【虫の知らせのような】存在だ。
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