「物置代わりの部屋に虫が?」
何処でもある光景だが、娘が息子が出て行った部屋に、物置代わりに使っていた、あるいは嫁いだ娘の部屋に生まれた子供の衣類やおもちゃが物置代わりに使っていた。
その部屋は、出入りが少なく風通しが悪くカビが生えた、畳の表面に虫(チャタテムシ・ヒョウヒダニ)が出てきて動いている、気持悪いので消毒してもらいたいとの連絡です。
tyatatemusi
部屋は当然閉めぱなしだった、通風が悪くなると、畳の表面に白カビが涌いて来る。畳からヒョウヒダニなら0.67mなら肉眼で見える、家具からケナガコナダにも発生してくる。
酷くなると吸血性の爪ダニが発生してくる。その部屋に入ると何かに刺される。
次の部屋にも、ダニが移って行く、畳み部屋も、ベッドからも、当然のように爪ダニが発生して、被害が広がる。
ヒョウヒダニ・ケナガダニ程度ならば、通常のダニ消毒で終わるが、それでも畳をひっくり返し畳み裏、ヘリ、畳床のダニ消毒はするようだ。最後に空中噴霧を行い、ダニの駆除を行う
爪ダニが発生すると、ダニの中にどんなダニがいるかと同定調査を行う、つめダニが5g中に何匹いるかと言う調査を専門機関に依頼するのである。爪ダニの結果に応じて駆除消毒をする。いなければ施工をしない。
爪ダニの確認が出れば、ベッド・敷物・上下布団・毛布・枕×人数分とソフアー、ベッド、タンスの中、絨毯、縫ぐるみまで95度の温度を上げて熱乾燥する、そして最後に空中散布を行う。
手間も費用も売々にかかる、1階だけで約10万円程度掛かる。乾燥車を呼ばねばならない、その中へ荷物の出し入れで、1日中掛かる、大変な作業量だ
最近は、大変な仕事なので、ダニ駆除業者が少なくなり、中々見つからない。南京虫と同じく、早め早めの駆除が必要になる。酷い場合は布団・ベッドに寝られずに、廊下の上で寝起きするケースが出てくる。
梅雨時からはダニ・爪ダニに要注意だ。