絶好調超!!

嵐・大野智さんとにゃんこをこよなく愛するワタシの日々のあれこれ

映画 ソーシャル・ネットワーク

2011-02-28 00:14:38 | 映画
観終わって、悲しい気持ちだけが残った。

切ないというのか、悲しいというのか。

誰も、本当に悪い人はいないのに、
誰も幸せにはなれなかった。
例え、世界で最年少の億万長者になれても。

本当の悪人はいなかったけど、みんなちょっとづつ
ずるかったのかな。
自分がいい思いをしたいって思っちゃったのかな。
双子のウィンクルボス兄弟も、マークも、ショーンも。

エドゥアルドだけがただかわいそうだった。
友達の言葉と才能を信じて協力してきたのに、
少し現実的だったり、‘ノリ’が悪かったりしただけで
どんどん気持ちが通じなくなってしまって。
証言をしているとき、マークのほうを見れなくて、
後ろ向きになって話してる姿が切なかった。

たぶん、マークだってわかってるんだよね。
エドゥアルドにひどいことしちゃったんだって。
自分はかけがいのない大切なものを失ってしまったんだって。

コンピューターに関しては天才的でも、
今までどこか卑屈な人生だったんじゃないかな。
それが、facebookの成功で浮足立ってきたときに、
ショーンみたいに担ぎ上げてくれる人に出会っちゃった
から、すっかり自分を見失ってしまった。
持ち上げてくれる人に乗っかって、どこまでもどこまでも
舞い上がって行っちゃったんだよね。

だからって、ショーンが悪い人かって言ったら、
それは違うんだよね。
あの人はああいう人なんだもの。
派手に儲けて派手に遊ぶ。
それが誰のお金でも関係ない。
ただその時楽しければいいって人。

ショーンがそういう人だって見抜けなかったこと。
例え見抜けなくても、エドゥアルドを信じ切れなかったこと。
それが、マークの最大の失敗だったんだよね。

でも…。

現実的に、今のfacebookにとってはどうだったんだろう?
ショーンのひいてくれた路線に乗っかってよかったのかな?
やっぱり、拡大できたのかな?
それとも、一連の訴訟事件はマイナスになってるのかな?

企業にとっては、ショーンに沿うのと、エドゥアルドに
ついて行ったのとでは、どっちがよかったんだろう?

映画を見てる分には、マークは大切なものと引き換えに
億万長者の座を手に入れたように見えるけどね。
本当のところは、わからないよね。

あんな天才的頭脳の持ち主で、億万長者で、
それでも、心から信じられる人がいないんだったら、
それはとても悲しいことだよね。