金曜ドラマ「わたしを離さないで」

日系イギリス人作家カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」がドラマ化されました。

2010年に映画化されたときにも見ているのですが、記憶が曖昧なのか、見たときの印象がそうだったのか、なんだかぼんやりとしていて霧に包まれたようなイメージがあります。

ドラマでは、最初から臓器提供のシーンが出てきて、綾瀬はるかさん演じる主人公の恭子の役割もわかりやすく描かれています。
彼女の記憶を辿るようにして、 子どもの頃の学園の様子や友人関係が明らかにされます。でも、まだまだ謎な部分が多く、物語全体にたれ込める黒い雲のようなどんよりとした雰囲気に、先を知っているにもかかわらず、ぐいぐい引き込まれてしまいした。

このドラマ、子どもたちが本当に素晴らしい‼︎
綾瀬はるかさんの子ども時代を演じる鈴木梨央ちゃんを始め、みんなかわいくて上手。最近の子役は本当にすごいねー。このまま、しばらくは子ども時代が続いてほしい気もします。

暗い表情の綾瀬はるかさん、子ども時代から始まるところ、暗く悲しい雰囲気でいっぱいのところが、なんとなく「白夜行」を思い出させます。本を読んでから見たあのドラマは、最初の2話あたりが号泣でした。本とは違って最初にあのシーンを持ってきたところに完璧にやられてしまいました。

今回のドラマはどうなるんでしょう。
どんなふうに展開していくんでしゃう。
どよーんとなるのはわかっていても、先が知りたくて来週が待ち遠しいです。