本日、参加している、あるサークルで、東北大学付属図書館企画展「クールジャパンのルーツをたずねて 江戸庶民の楽しみ」を閲覧してきた。全て本物の展示品は、精緻で色彩豊かな、彩色木版画の描写力に驚き、それら江戸時代の庶民文化の豊かさ、版木職人等の高度な技術にあらためて感動した。葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿などの代表的な名作が贅沢に展示され。また、草双紙という挿絵が中心の赤本、黒本、黄表紙などの出版物が、当時の庶民に貸本として人気を博したようです。こっけいな鳥獣戯画像、百鬼夜行などの略画法が現在の漫画の原点になったのではないかと言われているそうで、先日終了した、NHK朝のドラマ「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪にその面影を見ることが出来ました。
こうした江戸時代の大衆文化、生活様式は世界的に賞賛を浴びて、「クールジャパン」(カッコいい日本)としてアニメや漫画などの日本文化が世界的に注目されてることを当の日本人で知らない人が少なくないのは残念です。
また、錦絵浮世絵などが西欧絵画の巨匠ゴッホなどに影響を与えたと言われる所以が納得できました。
企画展開催中の 東北大学付属図書館