サークル恒例の作品展が開催された。
日頃のパソコンスキルをフルに発揮して、各自特色溢れる作品に仕上げたモノを展示した。学習センターの原所長が今年も臨席され、趣味と言われるペーパークラフトをお持ちいただき、それをパワーポイントにしたモノもみせていただいた。
世界中の有名な世界遺産に登録された建物を紙で作ったものだ。緻密で根気のいる作品は今回の展示作品にも通じ、学者であられる先生は、指先を使う単純な作業がリラックスして、疲れた頭脳を休める効果があると言われる。
我々メンバー最年長のお二人の作品が群を抜いて素晴らしく。緩やかな色調のグラデーションと、きめ細かいデティールに富んだ抒情性のある作品は、ほのぼのとした古き良き情感にあふれ、端正で柔和な作者のお人柄が出ているよう。制作過程をお尋ねすると、1作品、約1か月は要したとかで、興がのるとしばしば午前さまになっていたとか。80を越え、そんなパワフルな創作意欲はどこから来るのか、人は皆、自分の思いをいろんな形で表現したいと言う願望があると言う。だから絵、音楽、文章いろんな形で表現することは自分を解放することにつながるのだろうか。
パソコンの画面が、かすんで見えなくなるまで根気をつめ、集中した力作は、創作の情熱を呼び覚まし、若さの秘訣になっているとか。目標を持つことは生き甲斐となり、年齢に関係なく溌剌とした生活をおくることが出来る、パソコンは生涯学習に大いに役立っているようだ。
作品の前に立ち、おのおの制作の苦労話や工夫した点など説明し質問などもあった。皆さん参考にしようと真剣に聞き入った。こうした他の方の作品を観ることは好い刺激になり、ヨシ次回はとファイトが湧いてくる。
最後になったが私はサークルの公式サイトをホームページビルダーで作成、学習の様子や、お花見、クリスマス、作品展などのイベントを紹介した画面を、プロジェクターで披露した。 とてもいい作品展でした。準備から片付けと、みなさまお疲れさまでした。
所長のケルン大聖堂のペーパークラフトに質問が集中
菅原さんは旅行のガイドブックと旅行記録をまとめた作品、自分の作品の前で説明する
最高齢者の抒情溢れる作品、wordで作った作品とは思えぬ、細かいデテールと自然なグラデーションが素晴らしい
これも上と同じ方の作品、林の細かいデテールや夕焼空のグラデーションが絶妙だ
講師役をつとめる方の作品はさすが、フランスのコロリアージュという塗り絵風の作品、塗り潰し根気のいる作品だ