今日テレビを観ていたら、母が約束させた18か条が語られていた。すべては省略するが、その中の特に印象に残った条項を書き出してみる。これはアメリカでの話、15歳になる息子に初めてネット機器をあたえるにあったて母親が約束させた事だという。
・何かに記録するよりも、記憶しなさい、心に留めたものは一生残るものだから。
・窓の外を見なさい、小鳥の声を聴きなさい、草花が咲いている庭を観なさい、知らない人と話しなさい、いろんな人やモノに触れることによって感性は磨かれるのです。
・すぐにグーグルで検索しないでまず思考しなさい。
最近はネットオンリーの仕事の関係もあるが、パソコンが近くにないと落ち着かないネット依存状態に陥っている。
若くもなく、もう古稀世代だが痛烈な耳の痛い話である。先ず自然を観察し映像などバーチャルなモノでなく、実際のモノを観よう。分からない事はすぐにネット検索しないで考えてみてそれからネットを使う。
いろんなモノや人と触れ合い幅広く感性を養う事の重要性を噛みしめた。直接顔を観ながら話すのが会話であって、メールやチャットは会話の範疇には入らないと思うのだが当人たちはそれでコミュニケーションが図られている思い込みと勘違いしているから、ネットでのトラブルや齟齬が生じ問題となっているのだ。
こういう私もネットでのやり取りで友を亡くしたことが一度ならずある。便利で早く時間を選ばないと言う利点は確かにあるがその落とし穴に気づかぬうちに誤解が疑心暗鬼を生じ人間関係を破綻させる事をなどの危険も併せ持つ事を銘記すべきだ。