Truth Diary

嬉しいお誘い

 以前就業支援ボランティアをしていたキャリアサポート仙台時代に、ハローワークで1年半あまり求職活動をしたが結局就職できずに、私のグループを頼って来た40代前半の男性がいた。
 約1年間相談を続けてチャレンジは幾度か失敗を繰り返したが、めげずに頑張り、ついに仙台市外郭団体の嘱託職員に採用になり、週4日の勤務に就いた。
 しかし賃金も安く、3日間の空白を何とかして働けないかと再度相談を受け、私のサークル仲間からの、大学図書館でのパート派遣社員募集の情報を提供した結果、そこに採用となり、ずっと掛け持ちで働いていたが、一つ目の職場が大震災の津波で被災し、職場が無くなり、市で提供した代替の仕事で雇用は継続されてきた。
 先刻、この秋から太白市民センターで働くことが決まったと報告があった。今度はボーナスもある安定した職だとか。
 本当に良かったと喜んでいたら、彼から近況報告がてらに一緒に食事をしようとのお誘いがあった。勿論、今度は対等な立場で彼と食事できるし、もう心配は要らないだろう。
 少しばかり遠回りをしたが、辛抱強く、誠実な努力家だから掴んだ今度の職だと思う。あらためて祝福の拍手を贈ろう。
 相談員冥利に尽きるニュースに、しばし前の支援活動を思い出した。やって良かった。
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